昨日は毎月第4日曜日の朝10:00~12:00(13:00頃迄)に行っている親子討論会の日で、第18回『児童が抱える現代社会における問題』/第19回『マルトリートメントという言葉の理解及びケース』/第20回『愛着障害の治療とエナクトメント』という3回に分けて、『児童心理カウンセラーと考える、マルトリートメントとエナクトメントについて』というテーマで、コロナ禍より増加しているDVについて参加してくださる方々と共に学び、共に考えさせて頂いております。 


 第19回目となる今回は、新しく大阪の精神科で有名な病院で勤務されている精神病棟の看護師さんと、児童心理学に興味関心があり、カフェにも興味を持ってくださった方が参加してくださり、意見が増えることで、考え方にも多様性が生まれ、相手の価値観や様々な置かれている環境について触れることで、医療/介護での現場では気付けない視点等が持て、今の自分に対する再構築等が行えるなぁと、個人的に感じます。


 そして、昨日は第18回目の振り返りとして、参加して頂いた方には、『SNSにおける児童の事犯』、『犯罪や災害等に対する家族内でのリスクマネジメント/タスクシステム』、『悩みに対する相談で感じること』、『児童の自死及び家族/周りの人が死にたいと涙したらどうする』について自分なりに考えて頂き、発表し、意見交換をし、彼女たちのお話を聴かせて頂きながら、改めて受け皿的な場/人の存在の必要性等について考えていました。


 しかし、親子討論会の第8回目でも説明しましたが、人に悩みを相談するというのは、今の世の中、勇気がいることで、精神科/心療内科受診を躊躇う人も少なくはない分、相談する相手というのが重要となってくれわけですが、そこが難しいともお話をさせて頂き、私のところに来られる方の中には、(心理士/カウンセラー含め)相談相手に裏切られた経験を持つ人も少なくないだけに、より深く心を閉ざしてしまい、他者を拒絶してしまっている分、治療に時間がかかってしまう方も少なくありません。 


 人の心を扱うわけですからね、こちらの成熟度というのは勿論ながらに必要で、専門的な知識は当然ながら、参加してくださった方もお話してくださりましたが、資格や地位ではなく、やはりその抱える胸の内を語るのですから、相談する最初の第一歩として、その打ち明ける方の人間性というのが、まずは何よりも大事であると、私も感じます。 


 そして、親子討論会に参加してくださる方は、毎回ながら本当にしっかりと自分の意見を言ってくださり、その上で、相手の意見もきちんと聴きながら、ディスカッションしてくれているなぁと感じます。


 また、今年から心理学科に通い始めた学生さんからは、終了後、「大学で習ったことをここ(カフェ)で、さらに深く教えてもらう」と笑って言われたのですが、「いや、大学の先生に講義終わりに質問したらええやん」と、楽しく談笑しました(笑)

次回はとりあえず、テーマ最後となるわけですが、早足で進むかと思いますから、後日か終了後に質問してくださればと思います。 


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毎月第4日曜日10:00~12:00(雑談踏まえ、13:30頃迄延長あり) 

【参加費】1ドリンク(資料付き)

 ※連続した内容の場合は、初回を受講していない方において、資料代として1000円~2500円程度頂いております。今回は40枚ほどあるので、2500円となります。ただ、ご紹介の場合、割引等あり。 


 受講されている方は、親子でなくとも参加して頂けます。現在、絵本セラピストさんや、医療従事者さん、介護士さん等、専門職の方も興味ある回に参加されています。