『昨日の真夜中の相談にて』
昨日の仕事からの帰り、卒業生たちの姿がちらほらあり、「1年間、一緒にいてくれてありがとう」や、「またな」など、思い思いに友だちに話していて、青春だなぁと感じていたのですが、真夜中の相談にも「無事に卒業しました」という嬉しい報告が届いているわけで、、、

そんな中、神経発達の子を持つお母さんから、「ご無沙汰しています。先生、お変わりはないですか? 〇〇が亡くなってからは連絡等も遠ざかりましたが、〇〇のお姉ちゃん、無事に高校を卒業しました。それで、厚かましいお願いではありますが、あの子に弾いてくれたレミオロメンの3月9日を弾いてはくれませんか?」という連絡を頂き、思い出したのですが、、、

2020年はコロナ禍により、卒業式ができずに卒業した子らがいたため、その子たちの為にレミオロメンの3月9日という曲をヴァイオリンで弾いて、卒業する子らに送ったわけで、その子にも送り、「春から中学生だね」と会話したんです。

けど、2020年の7月に、脇見運転をし、強引な運転をした高齢ドライバーの車にはねられ、その子は亡くなりました。そのことをお母さんからかかってきた電話で聴き、病院先もなかなか見つからなかったそうで、、、ふと、亡くなった彼女と重なり、色々と辛い気持ちや憤りなどを聴かせて頂きました。

気づくと、あれから3年が経ちましたが、いやはや月日の経つのは早いですね。

これは好きなドラマの一つである『グッドドクター』というドラマに出てくる主人公の小児科医が信条にしていることですが、私も児童心理カウンセラーとして、希死念慮や自傷行為に苛まれている子どもや、自死されたり、事故や病気で亡くなる子どもを診させて頂いているからこそ、『全ての子どもが大人になれますように』と思います。

なんというのか、子どもには笑ってほしいです(笑)

だから、つい暗い顔をした子を見ると、どうやって笑かそうかと、面接(カウンセリング)でお話を聴きながら考えたりして、時に、「聴いてますか?」と子どもや保護者さんから怒られますが、「お腹が空いて」とか、「はい!張り切って聴いております」と元気よく言ったりして、思わずクスッと笑いを誘うわけで、怒りは、活力/原動力を生むのに大事ですが、笑顔はそれ以上に心の作用や物事を動かすために大事で、顔がほぐれると、心もホッとほぐれるわけですから、私を見たらピンと張った糸を弛める、弛められる存在でありたいと常日頃から思う今日この頃。

そして、早速、レミオロメンの3月9日を贈らせて頂きました🎻。

PS:写真は再生医療イベントや営業許可証の更新からの帰り、地元の駅で置いていた卒業を祝う看板です。