昨日も沢山の相談ラインを頂き、対応と返信に追われていたのですが、その中のお一人から、、、

“昨日、自分の思ってることや現状を話しをした時に、中條さんの話の返し方とか、また話してくれる内容を、その時にしっかり感じ取ろうと必死で…

〈中略〉

中條さんに話を聴いて貰う時って、安心して話せるとかではなくて、自分が映った鏡に向かって話してる感じになって、私が話すと鏡の中の自分が、ほんまなん?って聴き返す感じに似て、自分が思ってる、また考えたことを話してるんだけど、軽く頭の中がパニックになります。

〈中略〉

直接、指摘もしないし、否定もしないし…なんですが、考えてしまうんです。
あれ?私、ほんまやったっけ?って…。

今日になり、時間を経るごとに、また自分の中の考えや思いが出てきたり、まとまってきたり。
そういう聴き方をしたのですか?

中條さん、時間を経るごとに…私が今まで気づいてなかったのか…?

失礼な言い方になりますが、すみません…凄いカウンセラーさんになってますね。中條みさき…恐るべし!!"

という長文LINEを頂きまして、戸惑ってしまいました💦。

この方とは心療CAFEを始めてから関わり合いを持ち、持病のため、飛び飛びの面接(カウンセリング)とLINE(真夜中の相談)しかできていないため、何かと心配になるのですが、来所されては、いつも会話を楽しみながら心境について聴かせて頂き、その抱える悩みに対する解決や不安について、共に考えさせて頂くだけに、私としてはありがたいと感じているのです。

しかし、それは全ての相談者に言えることで、気付けば一万症例を優に超え、毎年、沢山の悩みや不安、恐怖等について聴かせて頂いていますが、まだまだ若輩者である私にとっては、『聴いてあげる』という心持ちではなく、『聴かせて頂いている』という心持ちであり、彼ら彼女ら、彼女ら彼らの声を拾わせて頂けていることにとても感謝しています。

ただ、昨日の方同様に、『中條さんは凄い』と言われることも増えたのですが、私自身が凄いのではなく、『変わろう』、『今の自分をなんとかしよう』というその人自身の心の働きが凄いわけであり、私はただ、その人に合った対応や質問をし、治療的な(精神療法とした)アプローチしか行っていないのです。

なんというのか、私はなんちゃって児童心理カウンセラーでしかなく、その抱えた悲しみ、怒り、不満、不平等の負の感情を受け、その気持ちの整理を共にしたいだけの変態であり、そこから抜け出し、共に笑いたいと思う道化師でしかないため、心理系の学生時分、クリニック時代から何も変わっていない変人です(笑)