今から8年前ぐらいだろうか。

 

『明恵 夢を生きる』という河合隼雄さんの本を読んだ。

 

生涯にわたって自分の夢を記録し続けた名僧・明恵の『夢記』を手掛かりに、夢の読み方、夢と自己実現の関係、ひいては

人間がいまを生きるうえで大切なこと等をユング心理学の第一人者である、河合隼雄さんが、人間の深層に迫った本だ。

 

すっかり、この本を読んだことは忘れていたのだけれど

 

おととい、ふと目をやると『対話する生と死』という河合隼雄さんの本に気付き、

 

パラパラとめくると、大好きな宮沢賢治の名前があった。

 

ええ?河合隼雄さんが、宮沢賢治のことを書いていると思って読み進めると、

 

児童文学者のいぬいとみこさんが、

 

明恵と、宮沢賢治さんと類似性が高いというのだ。

 

ドキッとした。

 

昔々、心惹かれて読んだ本。

 

今宮沢賢治に夢中になっている私。

 

未来の私の為に読んだみたいだ。

 

確かに明恵は、崇高な方だという印象がある。

 

また、『明恵 夢を生きる』も読み返したいと思う。