『唯識』という仏教に関する本を読んでいるのですが、
非常に興味深いです。
ユングに関する漫画を読んだときの感覚と、ちょっとだけ似ています。
唯識の内容の中に、私に当てはまっていることが書かれているのです。
仏教の実践項目、六波羅蜜
自分の心に問題があることに気が付いて、なんとかそうでない状態になりたいと思って
勉強や、修行を始める。そのときに具体的にこういうことを六種類やるのが、
凡夫から、菩薩、仏へと変化向上していくための必須条件。
とありました。
1 まず、「布施」、人に施すことです。
2 次に「持戒」、戒律を守ること、自分をコントロールすることとえいるでしょう。
3 さらに「忍辱」、はずかしめや苦しいことを忍耐すること。
ここです!私は、今まで大きなはずかしめにあったような経験はなかったのです。
でも、ここ何年かそういう想いをして、非常に辛かったのですが、
自分が経験しないと、本当にはわからないから
そういう想いをしている子供の心が本当にわかり、
子供への接し方を改めて考えるようになったり、
何年かはずかしめを受けていると
人間なんでも慣れるのか、強くなったのか
大分、ふてぶてしくなってきたように思います。(やはり気になるけれど・・。)
このように、向上するための必須条件だったのだと知ったことは
とても大きかったです。
はずかしめを受けたことで、確かに
人の気持ちが前よりわかるようになったり、
少し、自分の容量が大きくなった気がします。
私に必要なことだったのです。
自分に足りない部分も見つめることができました。
そして、4,5,6と続きます。
四智
凡夫は修行・トレーニングをしていくと、非常に問題のある心が四つの智慧に変わっていく。
1 いちばん深いところからいくと、「アーラヤ識」という命にこだわる心が、生死を超えた宇宙の本当の姿を
ありのままに映す鏡の智慧に変わると考えている。
2 それから「マナ識」、つまり自分にこだわる心ですが、本当は宇宙全体として一つで、すべての存在は、一つ・平等であるということを心の奥底までしっかりとわかる智慧の心に変わる。
3 心の奥底がそういうふうに変わると、当然心の表面に浮かんでくるものがまるで変ってきますから、意識は、自分や、物、世界を、
いつも非常にすばらしく洞察・観察できる智慧に変わる。
ここです!
私は、宮沢賢治や、ジョン・レノンは、私と同じものをみても、違うものが見えているのではないかなと感じたのですが、
もしかしたら、このことなのかしら。
そして、4へと続きます。
この本を読んでいると、「私に必要だったんだ!」とか、「私が感じたことはこのことだったのだ!」とか、
色々腑に落ちて、ユング心理学の漫画を読んだ時のような感覚になりました。
そして、具体的に私は今後どうすればいいのか教えてくれるように思います。
何度も、繰り返し読んで、吸収し、深めていきたいです。
仏教に興味がある方は、オススメの本です!
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