毎月届くFP協会からの「FPジャーナル」の今月の特集は「金融トラブルとFP」。


最近は金融機関の商品をめぐるトラブルが増えているということだ。まあ詐欺は絶対しないであろうという日本の銀行様の窓口で販売されているのだから、消費者も高い金利につられていても信用して買っているわけである。


しかし最近はきわめてわかりにくい「仕組み預金」というものが危ないということで、代表的な3つの商品が紹介されている。


1.期間延長特約付き定期預金

50代の男性は新聞広告を見て銀行窓口に行き、この商品を定期預金という名前で安心できると500万円購入。

1年後に資金が必要となり解約したら「中途解約費用」がなんと40万円も引かれてしまって、大きく元本割れして「定期預金」という名前に騙された。


これは非常に複雑な「仕組み預金(オプション取引を組み見込んだデリバティブ預金)」で、原則中途解約ができないもので、最大の特徴は満期を延長する決定権を銀行が持っているということです。


※この場合は男性が中途解約についてどれだけ説明されたかがポイントだ。


2.外貨償還特約付き円定期預金

30代の主婦は円高の時には外貨預金が良いと勧められて、300万円を上記の商品に預けた。その後さらに円高が進んだが、商品は満期の時には市場レートではなく「判定レート」が適用されるとあって不審に思った。


この預金は銀行が預入れ日に「判定レート」というものを定めて、円高なら外貨で円安なら円で元本を受け取る「二重通貨預金」といわれる、オプションを組み込んだこれも「仕組み預金」です。


ちょっと素人では理解できない仕組みになっていてわかりにくく、通常の外貨預金よりも不利になるケースが多いものです。


※「特約付き」には要注意、シンプルなものがベストですね。


3.毎月分配型外債ファンド

60代の無職の男性は、毎月分配型なら年金の足しに成るといわれて退職金の1000万円を投資した。毎月4万円の分配金は嬉しいが、報告書を見ると大きく元本割れして驚いた。


この銀行の稼ぎ頭の投資信託は、運用が悪くても配当金を安定して出し続けるので、元本が減ってゆく蛸が自分の足を食べるような蛸足配当商品といわれている。

商品説明では海外の政府発行の債券ということで信用できるといっているが、信用リスクの低い国債が混じっている場合には、なんと元本が30%しか戻らなかった実例があるので要注意です。


※知識のない老人が大好きな投資信託ですが世の中そんなに甘くない・・・


金融詐欺ではありませんが、銀行の窓口でこんな危ない商品が売られている現状は是正しなくてはいけませんね~!っていうか、銀行も手数料収入の儲け主義にならないようにして欲しいものです。



1クリックご協力を・・・
利明のCFPブログ