昨日(5月1日)、病院にいって診察を受けると、肝硬変だといわれた。即、入院しなければならないと主治医はいう。
まあ、前からこうなることはわかってはいたが、やはり、正面からそう宣言されると、やや辛いものがある。
「先生、通院しながら治療はできませんか?」と尋ねると、「それは無理だ」との返事。
さらに「どうにか通院ではダメですか」と言葉を重ねると、「あんた、通院治療でこの肝硬変を治したいと思うんなら、どっか他の病院に当たってくれ」と語気荒い返事である。
やはりよほど深刻なのだ。
私はうなだれた。身から出たさび。致し方ない。
「わかりました」と私。
なぜ、こんなことになったのか、少し振り返ってみよう。
私は20才の頃から今日まで、酒を浴びるほどに呑んできた。
さあ、これまでに、この体を酒が通らなかった日は何日あっただろう。
思い出して見る。
交通事故で両足を骨折して入院したときも、松葉杖が使えるようになると、こっそり病院を抜け出して、近くのコンビニでビールを買い、病棟でこっそり飲んだ。
もう、このまま酒を呑み続けていたら死んでしまう、そう感じた私が、断酒会に入会したのは、3年前のことだが、それもほぼ8ヶ月あまりで途絶えた。
それからは、また、毎晩のように酒を飲んできたのである。
体が顕著な変調をきたしてきたのは2ヶ月ほど前からだ。やけに腹が張ってきた。固形物が食べられなくなった。
足がグローブのようにむくんできた。「これはやばい。腹水がたまりはじめてる!」
わかってはいたが、なお、私は酒を飲んだ。大体、ビール1本と焼酎の湯割り2盃である。あてはポテトサラダかおでんの豆腐。
どんどん腹が張ってきた。足もパンパンに張って、ブーツを履いてその上から何かで縛り付けたような圧迫感だ。
夜中に、腹と足の張りで目が覚めるようになってきた。職場でも、腹が張って体がだるい。気力がでない。
それまで、酒を飲むと下痢っていたのが、腹が肛門を圧迫するためか、ときにやぎの糞のような真っ黒いやつが出るぐらいになってきた。小便もあまり出ない。ときに出ると真っ茶色だ。
これは黄疸やないか。ああ、遂にくるところまできたようやな、そう、私は思った。
