コーカサス、ロシアのダゲスタン共和国のテロで悩むロシア‼ | 春の兆し

コーカサス、ロシアのダゲスタン共和国のテロで悩むロシア‼

6/23にロシア南部のダゲスタン共和国でイスラム過激派のテロがあり、警察官等15名が死亡し、襲撃犯6名も射殺された。

ダゲスタン共和国は人口320万人で96%がイスラム教徒だと言う。

今回、襲撃に遭ったのがギリシャ正教会とユダヤ教会だったと言う。

このダゲスタン共和国の隣国にはチェチェン共和国があり、どちらもイスラム教徒の多い国だが、ロシアに独立運動を抑え込まれて、ロシア共和国の一つとなっている。

さらにダゲスタン共和国の隣国にジョージアがあるが、ここは独立したが、先日、政府が国民の反対を押し切ってロシアスパイ法を成立させたのでEU加盟が危ぶまれ出した。

そうしてダゲスタン共和国のもう一つの隣国、アゼルバイジャンは先日、国内にあるアルメニアの自治領ナゴルノ・カラバフを併合して、ロシアの影響力を強めている。

この黒海とカスピ海に挟まれた地域はコーカサス地方と言ってイスラム教徒の多い地域だ!

今、このダゲスタン共和国で武装蜂起した過激派はイスラム国の影響を強く受けていると言う。

ロシアにとっては、ウクライナ侵略戦争とテロとの戦争と言う二正面作戦を強いられることになる!

↓COURRIERが報じた↓
「同時多発テロ」があったダゲスタンがロシアにとって重要な理由

「同時多発テロ」があったダゲスタンがロシアにとって重要な理由デルベントにあるシナゴーグが武装集団に襲撃され、内部も燃やされてしまっている Photo: REUTERS


ロシア南部にあるダゲスタン共和国の2都市で6月23日、ロシア正教の教会やユダヤ教の礼拝所であるシナゴーグ、警察の施設が相次いで武装グループに襲撃され、少なくとも20人が死亡したと報じられている。

ダゲスタン内務相の発表によれば、現地時間の23日午後6時前、複数人の襲撃者が自動小銃で、デルベント市にあるシナゴーグと正教会を攻撃した。同じ頃、武装グループがダゲスタンの首都マハチカラ(デルベントの約125キロメートル北西)にある交通巡査の駐在所を襲撃した。

襲撃者らと警察当局が銃火を交え、マハチカラにあるロシア正教の大聖堂では猛烈な銃撃があったとも報じられている。ロシアの国家対テロ委員会は24日朝、ダゲスタンで対テロ作戦が開始されたと発表し、ほどなく作戦終了が宣言された。

ダゲスタンの重要性とは?

カタールメディア「アルジャジーラ」は、ダゲスタンの重要性について、以下のようにまとめている。

・イスラム教徒が大多数を占めるダゲスタンには、50以上の異なる民族が暮らす。同共和国は「諸言語の山」「諸民族の山」としても知られている。

・ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ダゲスタンを含む北コーカサス地域を、ロシア国家への統合と忠誠のシンボルとして長らく掲げてきた。

・ダゲスタンはチェチェンと接してもいる。チェチェンには長らく一触即発の分離独立運動があり、ロシアは2つの紛争(第一次が1994~1996年、第二次が1999~2009年)をとおしてそれを潰そうとしてきた。チェチェンでのこうした緊張関係がときおり、ダゲスタンにも飛び火してきた。

・最近では、ロシアの連邦保安庁が、モスクワのコンサートホール襲撃をめぐり、ダゲスタンで4人を逮捕し、ロシアがこの地域での分離主義を懸念していることが示されている。

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↓ダゲスタンの左がチェチェン共和国、

下がアゼルバイジャンだ!


↓6/23のテロ以降、プーチンは姿を隠していると言う↓