何〜、内閣改造で木原誠二が初入閣する可能性あり!?
毎日新聞が5月18、19日に実施した全国世論調査では、岸田氏が再選され、首相を続けた方がいいか尋ねたところ、「続けた方がいい」は12%にとどまり、「交代した方がいい」が72%と多数を占めた。
正に国民は政治改革に後ろ向きな岸田文雄に7割以上が首相を辞めて欲しいと思っているのだ。
6月23日の今国会の会期末に不十分な政治改革法案を成立させて衆議院解散に打って出るか、総辞職して次の自民党総裁にバトンタッチするか選択肢は限られてきた!
法案成立がままならず会期延長を行うこともある。
自民党及び同じ与党の公明党は岸田文雄に6月に解散されたら困ると誰もが思っている。
現実的なのは9月の自民党総裁選をこのまま迎える事だ。
その場合、岸田文雄には次期総裁選に出る資格はない。後継者を指名して終わると言う事だ。
そうして6月23日の会期末直後に内閣改造を行なう。
AERA dot.は9月交代を覚悟した岸田総理は、派閥解消も打ち出していることから自身の思うままに閣僚を選び、その場合、何と腹心の木原誠二を閣僚に据えるのではないかと予測している!
6月下旬の通常国会会期末まで、あと1カ月を切った。
岸田文雄首相は、会期内の衆院解散・総選挙も視野に入れていた模様だが、4月末の衆院補選で自民党は保守王国の島根1区も含めて全敗。5月の静岡県知事選でも敗退という不人気が続く。
7月に投開票の東京都知事選も、現職の小池百合子知事に対抗する独自候補は出せず、小池知事を支援する公算が大きい。
直近のマスコミの世論調査でも、岸田内閣の支持率は横ばいか、若干下がる傾向だ。
おまけにこんなマイナス要素も出てきた。
内閣の中枢で、次期首相候補にも名前を連ねている上川陽子外相が、5月18日に地元、静岡県知事選で自民党の推薦候補の応援演説を行い、
「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」
と発言した。
「子供をうまない女性はダメだというような論調と受け止められてしまい、大炎上。知事選の敗因の一つが上川外相の失言だと思う」(自民党の静岡県議)
この状況では岸田首相も解散総選挙に踏み切れない。そこで、岸田首相が9月の党総裁選に向けて目指すのが、内閣改造による政権浮揚だという見方が浮上している。
■過去に例のない内閣改造
これまで岸田首相の2度の内閣改造は、2022年8月、23年9月と、いずれも夏場に着手された。今回も夏になりそうで、「内閣改造は早ければ7月中でしょう」(自民党幹部)
次の内閣改造は、自民党の歴史で例のないものになりそうだ。
これまでの内閣改造は派閥の論理が優先されてきた。閣僚ポストは首相を支える派閥重視や派閥均衡、派閥推薦など、「派閥」の意向を重視して決まってきた。岸田内閣でも、岸田派以外は自身を支える安倍派、麻生派が主要閣僚を占めてきた。
しかし、今年1月、自民党の裏金事件で岸田首相は自らの派閥である岸田派の解散を決断。その後、最大派閥だった安倍派や二階派といった裏金事件に関与した派閥に加え、茂木敏充幹事長の茂木派など、6派閥中、麻生派以外の5派閥が解散することになった。
■人気が高い「次の総理」候補を閣内へ
自民党では、過去に派閥の推薦を受けずに組閣をした小泉純一郎内閣の例はあるが、それでも派閥はそれなりの存在感があった。
「派閥を気にしなくていい内閣改造なんて、自民党でははじめてのことではないか。そこで岸田首相が、どれだけ求心力のある組閣をできるか。派閥の意向がないので、思い切った適材適所の人選にあたれるか。それで、9月の総裁選の命運が決まる」
そう語るのは、自民党の政務調査役を務めた政治評論家の田村重信氏だ。
派閥を解消し、官邸に権力が一極集中するなかでの内閣改造で、
「岸田首相は、政権浮揚・支持率回復のための『オールスター内閣』をもくろむと思います」(田村氏)
つまり、各社の世論調査で「次の総理」で名前があがるような人気の高いメンバーを、内閣に取り込むという戦略だ。小泉進次郎元環境相、高市早苗経済安全保障担当相、野田聖子元総務相、河野太郎デジタル相、そして石破茂元幹事長らが候補となる。田村氏は、福田達夫元総務会長も有力視されるという。
「河野氏や高市氏らは党の幹事長や外相など、メディアに頻繁に登場し、国民からよく顔が見えるポストに就かせることが大事です。岸田政権に辛口の石破氏は、世論調査で立憲民主党などの野党支持層からも一定の人気があることを加味する必要があります。裏金事件に補選3敗、静岡県知事選も敗退と暗い話ばかりの自民党にあって、気分一新して世論が沸き上がるような内閣改造にしないと岸田首相の続投はないでしょう」(田村氏)
田村氏は、なかでも「小泉氏のポストが重要」だと言う。
「安倍晋三元首相は、小泉純一郎首相(当時)に幹事長に引き立てられ、成長した。岸田首相も、もう2年以上首相の座につき、そろそろ、育てることにも着目すべき。裏金事件で安倍派5人衆などの大物が消えてしまったので、若手を引き立てるチャンスです」
■「両刃の剣」になる可能性も
女性初の首相候補として名前があがる上川外相はどうか。岸田首相は上川外相の失言後も、「続投」とコメントしていたが、自民党の閣僚経験者はこう話す。
「上川外相は岸田派におり、岸田首相が肝いりで外相に抜擢した。ただ、内閣改造時期に、失言問題の影響がまだ続いていれば、閣外となりかねない」
上川外相が閣外となった場合は、岸田首相の側近、木原誠二幹事長代理の入閣の可能性も高いという。
9月の総裁選に向け、「オールスター内閣」で支持率が回復できれば、岸田首相にとってプラスになるが、「両刃の剣」でマイナスになる可能性もある。
岸田首相が首相の座を勝ち取った21年の総裁選は、下馬評では菅義偉首相(当時)が優勢とされていた。だが、同年4月の補欠選挙に敗れ、支持率が急落。菅氏では選挙で勝てないというマイナス評価があふれ、役員人事が進められないなど党の運営に行き詰まって、出馬断念に追い込まれた。
「岸田首相も支持率が低迷している。総裁選がすぐ後に控えているだけに、沈むかもしれない船に、小泉氏や河野氏が乗らない可能性もあるのではないか。閣内に入るより、9月の総裁選に打って出て、岸田首相を倒したほうがいいという考えの人もいるだろう。誘いがあっても断る人が出てくれば、岸田首相はますます追い込まれます」(前出・閣僚経験者)
とくに3年前の総裁選にも出馬した高市氏は岸田首相からやや距離がある右派からの人気が高い。「打倒岸田」のため「入閣を打診されても断るのではないか」との声が党内では強い。
岸田首相の「オールスター内閣」の実現性は、先行き不透明だ。
(AERA dot.編集部・今西憲之)
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