ウクライナ軍に供与されるF-16は7月頃‼ | 春の兆し

ウクライナ軍に供与されるF-16は7月頃‼

先日、ウクライナ軍のSU27に乗っていた有名なパイロット(中佐)がロシア空軍の主力戦闘機であるSu-35SあるいはSu-30SMにより撃墜されて亡くなったと言う。

この一点だけでも以下にロシア軍の航空優勢が厳しいかが分かる。
ロシア軍はこのアクティブレーダー搭載の主力空軍機による空対空ミサイルによる防空と、S400システムの地対空ミサイル防衛システム(射程400km)を併せ持つ。

このロシア軍の航空優勢に風穴を開ける可能性のある兵器がF-16戦闘機だ!
NATO諸国からウクライナ軍に供与されるF-16が早ければ、6月、遅くても7月に迫ってきた。

今、ロシア軍は航空優勢を握っていて、ロシア空軍機により対空砲の射程外から発射される滑空爆弾(大容量火薬1000kg)に悩まされている。

これに唯一対抗できるのは射程100km以上あるパトリオットシステムだが、ロシア軍の巡航ミサイル等に悩まされているウクライナにあるパトリオットは数基程度で、都市防衛に当たらせるために前線には持っていけない。

ここで、期待されるのがアクティブレーダー搭載のF-16だ。

このアクティブレーダー搭載のF-16がAIM-120「アムラーム」中射程(100km)空対空ミサイルでロシア軍が滑空爆弾を発射する前にレーダーで見つけてロックオンすれば、自律的に相手を探して撃墜できる!

ウクライナに当初、配備が可能なのは10機前後で、年末にかけて40機前後となる。

今、パイロットで育成された人が十数人で、これに保守クルーが必ず必要となる。これらの育成にも1、2年は必要なので、ウクライナ軍で対応できるのは少数精鋭となる。

もともと、ウクライナの人口は4000万人、ロシアはその5倍の2億人だ。
どうしてもウクライナはロシアの優勢には叶わない。
そのためにもウクライナへはアメリカや西側の最新鋭兵器が必要なのだ!

とにかく、ロシア軍の航空優勢、その滑空爆弾による火力優勢に少しでも対応してほしい!

もちろん、ロシアに対等に対峙できた時点で和平交渉が望まれるのだが。。。

↓Forbesより↓
ようやくロシア戦闘機と戦える…! 間もなく誕生「F-16ウクライナ仕様」で戦況が激変するワケ

古くなってもアップデートされていれば性能は上

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ウクライナ空軍に供与予定のF-16AM「ファイティングファルコン」戦闘機(画像:ウクライナ空軍)。


搭載可能なミサイルの性能差が圧倒的

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ウクライナには西側製の地対空ミサイルも数多く供与されている。写真はアメリカ製「パトリオット」のドイツ連邦軍仕様(画像:ウクライナ空軍)。


型は「F-16AM」と呼ばれます。このF-16AMはMiG-29やSu-27に比べて具体的にどのように強いのか。最も空中戦能力に大きな影響を与えると見られる違いが、AIM-120「アムラーム」中射程空対空ミサイルを搭載できるという点です。

「アムラーム」ミサイルは、タイプによるものの約100kmの射距離を有していると推測されます。また、ミサイル本体に照準用レーダーが搭載されており、ミサイル自身が敵をレーダーロックオンし、発射後はF-16AMの助けを必ずしも必要としない「撃ちっ放し」と呼ばれる自律誘導が可能です。こうした誘導方式を「アクティブレーダー誘導」と呼びます。


一方、MiG-29やSu-27が搭載するR-27空対空ミサイルは射距離こそ「アムラーム」に匹敵するものの、ミサイル本体にはレーダーがありません。そのためR-27を発射した戦闘機は常に相手を自機のレーダーでロックオンし続け、命中までミサイルを誘導する必要があります。こうした誘導方式を「セミアクティブレーダー誘導」と呼びます。

 現代の戦闘機による空中戦は、ミサイルの性能が戦闘機の機動性をはるかに凌駕するため、「相手の射距離に入る=撃墜される」という厳しい状況にあります。


F-16の運用開始でようやくロシア空軍と対等に

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ウクライナ空軍にF-16が供与されるのは2024年夏の予定(画像:ウクライナ空軍)。


関 賢太郎(航空軍事評論家)

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↓ウクライナ軍に装備予定のF-16↓