「ナノグラフェン」は日本発の次世代電池!? | 春の兆し

「ナノグラフェン」は日本発の次世代電池!?

日本はこの30年、JAPAN as No.1 と呼ばれた技術立国の立場を転落し、日本がダントツだった半導体や蓄電池技術等で世界に遅れをとっている状況だ!

日刊工業新聞でリチウムイオン電池の5倍の性能があり価格も1/3~1/4で制作が可能な「ナノグラフェン」と言う材料で作る日本発の次世代電池がJAXAと名古屋大学の共同で
開発されたと言う。
今後、H3ロケットに使用予定で2~3年後には量産化が図られる見込みだと言う!

これまでのリチウム電池に使われるリチウムは希少金属で入手が困難になりつつあり、炭素原子で出来る「ナノグラフェン」はこの心配もなく、EV車やドローンにも搭載出来ると言う。
私としてはこの「ナノグラフェン」で出来る蓄電池にふさわしい名前をつけて欲しいと思う。

このニュースに接して、日本頑張れと言いたくなった❗

↓日刊工業新聞が報じた↓

性能はリチウムイオン電池の5倍…JAXAが「H3」で採用へ、宇宙用円筒電池を開発

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名古屋大学、NU―Reiと共同開発

性能はリチウムイオン電池の5倍…JAXAが「H3」で採用へ、宇宙用円筒電池を開発
JAXA

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と名古屋大学、NU―Rei(名古屋市東区、中井義浩社長)は共同で、従来のリチウムイオン電池(LiB)の約5倍の性能を持つ宇宙用の円筒電池を開発した。炭素原子で作成したシート状の物質「ナノグラフェン」を使い、軽量化と低コスト化も実現できた。2026年にもJAXAの観測ロケットで実証実験し、大型基幹ロケット「H3」などに採用する。電気自動車(EV)など民生利用も視野に入れる。

性能はリチウムイオン電池の5倍…JAXAが「H3」搭載へ、宇宙用円筒電池を開発

LiBの約5倍の性能を持つ宇宙用円筒電池


ナノグラフェンはナノメートルサイズの炭素原子物質で、優れた電気的性質を示すのが特徴だ。多くの電子機器に応用されるなど、次世代材料として注目される。

JAXAなどは名古屋大の持つ先端プラズマ技術を使い、負極部分に使うナノグラフェンを開発した。この物質を用いた円筒電池の性能を調べると、重量に対するエネルギー密度が従来のLiBの5倍となることが分かった。

また通常、負極部分の作成は原料を混ぜ合わせて固めた後、焼いて加工するプロセスが必要で、数時間かかっていた。今回開発したナノグラフェンはプラズマを利用して作るため、従来の工程の大部分を省くことが可能で、数十分で作成できる。

ロケットなどに搭載する宇宙用電池は、小型かつ高性能であることが求められる。今回開発した電池は振動にも強く、寿命も長いという。今後、複数の円筒電池を接続して組電池(バッテリーパック)を作成し、宇宙機に搭載できるようにする。観測ロケットで試験した後、H3や月面ローバーなどでの活用を進める予定。

民生利用も見込んでおり、価格は従来のLiBの3分の1から4分の1に低コスト化できるという。EVや飛行ロボット(ドローン)などに搭載したい考えで、26―27年にも量産技術の確立を目指す。

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↓和歌山県串本で発射が延期された民間ロケット↓