【ポーカーフェイスとは】

ポーカーというトランプゲームにおいて、相手に手の内を悟られないように、わざと表情を消すのがよいとされている。このゲーム用語を語源として、喜怒哀楽を表に出さない顔を「ポーカーフェイス」というようになった。

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学生から社会人になるにつれて、ポーカーフェイスがいい場合が多々出てきます。

 

学生の頃のように、そのときの感情をストレートに出してしまうと仕事においては失敗するケースが多々出てきます。

 

社会に出たら、

 

「なんでも(どんな場面でも)ポーカーフェイスのほうがいい」

 

と思ってしまうう人もいるでしょう。

 

ポーカーフェイスを身に着けること自体は悪いことではありません。

 

社会で生きていくためにはポーカーフェイスは大事です。

 

ただ、それと同じぐらい表情豊かになることも大事です。

 

子供の頃は喜怒哀楽をストレートに出していたと思います。そして、子供の頃はそれでよかったし、それが子供らしさです。

 

しかし、大人になるとそういうわけにはいきません。

 

ストレートに表情に出すと、人間関係で失敗することが多々あります。

 

そういう痛い目に会うと「ストレートに表情に出すことはまずいことだ」と覚えると思います。

 

そういうことを知った大人として、今度は、表情を表に出していく練習も必要なのだと思います。

 

大人が出す表情

 

それは、子供が出すストレートな表情とはちょっと違うのだと思います。

 

大人の世界を生き抜くうえでの表情の出し方です。

 

たとえば相手がへこんでいる時に

 

「それは残念でしたね」

 

と、相手に寄り添うような気持ちで、神妙な顔になる。

 

相手が道具自慢をしているときに

 

「え~、ちょっと見せて~、やっぱり新しいのっていいね~」

 

とほしがるような表情を見せる。

 

相手が

 

「これって20万もしたんだよ」

 

と言った時に

 

目を見開いて、体をのけぞるようにしながら

 

「えっ、20万もしたの。すごいね~」

 

とややオーバーに驚く。

 

朝、近所の人に会った時に、笑顔で

 

「おはようございます」

 

という。

会社で、お昼が近くなったら

 

「あ~、腹減ってきたぁ」

 

とお腹がすいてきたのを面白おかしく表現してみる。

 

 

今まで感情を表に出してこなかった人が、すぐに感情を表に出そうと思っても難しいとおもいます。

 

しかし、

 

「もしかしたらできるかも」

 

と思って取り組めば、徐々にではありますが、変わっていくものだと思います。

 

いきなり180度変わるのは難しいです。

 

10度でも20度でもいいから変えていこうと思えば徐々に人間は変わっていくと思います。

 

世の中の元気はつらつな人

エネルギーに満ち溢れている人

 

そういう人を目指す必要はないと思います。

 

少しだけ表情を表に出す

 

そういう「ちょっと」を出すだけで十分だと思います。