1119-4195さんのブログ

 食人は著名な経済誌"先見経済"の連載を5年間60回寄稿した。連載は、2006年10月号(通巻617号)から2011年9月号(通巻707号)まで毎月1回1ページ原稿用紙3枚半を。

 55歳より60歳までの5年分の先見経済を繰り返して読んでみると懐かしさが込み上げてくる。私の連載より長い間尊敬する境野勝悟先生が連載されていた。

 私の連載された5年分、60冊の先見経済は私が死んだら棺桶に一緒に入れて葬ってもらいたいと家族に遺言してある。
先見経済を読む機会があったら是非お読み頂きたい 。

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 先見経済スタッフの皆様のお陰で5年もの間原稿を書かせて頂いたことに感謝申し上げたい。



 また昨年9月の最終回の先見経済を坂本金雄先生にお持ちした。先生は私の先見経済を全60冊本棚に所蔵本として保管されついる。私の小学4年生からの恩師なのだ。私の師でいつも何か壁にぶつかった時に私は恩師を訪ねていろいろお話を伺った。先見経済連載を何よりも励まし私を鼓舞させて下さった。

 ひとつ先見経済連載秘話をお話しする。
5年前連載確か20回頃の時期だったと思う。私は寄稿する原稿が全く書けずに苦しんでいた時期があった。どうすることも出来ず、編集の白井さんに1日待って下さい、「1日待って下さい」と。寄稿日はとっくに過ぎている。「最後に白井さん明日まで待って下さい。明日中に書けなければ、次回の連載は無しに願いたい。兎に角明日まで待って下さい」 とお願いした。


 私は翌朝、坂本金雄先生宅を訪問して先生に一部始終をお話した。
すると先生は、「書けないなら相手にご迷惑がかかるので、“書けないから”と話して、連載を辞めたら良いだろう。」 と私に言われた。78歳の老先生が57歳の教え子にそう説教された。
 私は唖然として先生に挨拶して帰路についた。何故唖然としたか!?私は先生が頑張って書けと言われることを期待して行ったら、なんと連載を止めろと言われたのだから・・・。
 
 
私は先見経済の最終回を先生にお持ちして昨年の9月に訪問した。その時何故先生は連載を止めろと言われたか!?あの時のことをお訪ねした。すると、先生は私にこう言われた。「お前が書けないのなら、くよくよ悩まないで関係者の方にその旨告げて辞めなさい。そうすれば沼崎そんなに悩まないで済むからだよ。」 と先生は笑顔で答えて下さった。先生が最後に私に語って下さった絶句である。
 
 それから僅か3ヶ月先に先生の奥さまから電話がかかった。先生が心不全で亡くなったと。
私の恩師 坂本金雄先生は今も私の心の中で生きている。
半世紀の長い間、先生ありがとうございました。 坂本先生は学芸大学を卒業。大変お世話になりました先見経済編集の白井さんも学芸大学を卒業されている。奇妙なご縁だと思う。
先見経済の写真を3枚載せます。連載の初回。 連載最終60回。表紙。