ボクはこの話を聞いたとき、なんだか悲しい気持ちになりました。
「そうか、ブタは失恋したときに、空を向いて涙を流すことができないのか」と。
いえ、そんなことは考えませんでした。ウソです。ごめんなさい。
けど、宮崎駿監督の「紅の豚」に対しては、金曜ロードショーで見るたびに、
何かを感じるようになりました。
「空を見上げられない豚が、空を飛ぶ話か」という思いです。
そう考えると、この映画の奥深さが、さらに深くなりますよね。
宮崎さんは、ブタが空を見上げられないことを、知っていたのでしょうか。
それともう一つ。
ミツバチ1匹が一生かけて集めるハチミツの量は、ティースプーン1杯分。
これに関しても、ハチミツを使う際に、あることが頭をよぎるようになりました。
「あ、これハチ1匹の一生の給料か」と。
そう思うと、ハチミツ一杯が重いのです。
これはつまり
「人は何かの知識を得るとモノの見方が変わる」
ということだと捉えています。
けれど実は、こんな情報(知識)に出会うのは、
意外に少ないような気がします。
皆さんはどうですか?パッと思いつくもの、ありますか?
しかも、それが「広告」となると、なかなか厳しいものがありますよね。
いやいや、広告はそんな役割を担っていないでしょ。
というご意見、ごもっともなんですが、
広告の役割のひとつには「AからB」という、
ユーザーの気持ちの変化を促すなんてものがあるので、
まあ、近からず、遠からずかなと。
その人のモノの見方を変える何か。
そういうものを、もっと広告で発信できたらいいなと、最近思ったりしています。
(ちょっと昔の広告は、そういうものが多かった気がしています)
そして、話が急に戻るのですが、
ブタが横になって寝ころんだら、空、見えますね。
だから、ブタが失恋したら、空を向いて涙を流すことできますね。