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TYのブログ、AKB恋愛小説

こんにちはー!シカゴ住み、高1男子TYと申します。主にAKB恋愛小説を書いていこうと思っています(・∀・)まだまだ未熟な自分の作品ですが、読んでもらえたら嬉しいです(๑>◡<๑) よろしくお願いします!




カランコローン

「みんな久し振り~!」

「久し振り!みるきー元気だった?」

「うちは全然元気やったよ~!」


今日は始業式なので授業がなかった。
そして、帰ろうとした時に大島さんからの
「山本君に学校案内しようよ!」という人見知りのオレにとっては嬉しくも悲しい提案があり、現在屋上の売店にいる。



学校は一階だてで、優しい白が学校を包んでいる。
部屋の種類は普通の学校となんら変わりないが、やはり少人数用につくられただけあって小さい。

でも、無駄に大きすぎるよりこの方がよっぽど生活しやすいだろう。

綺麗な中庭もあり、色とりどりの花たちが中庭を美しく、華やかに彩っていた。


そして、ここは売店。

屋上に建てられていて、側面全てガラス張りの壁からは、開放感をものすごく感じる。

ここもやはり小さいが、メニューは十分充実している。
文房具から菓子パンや弁当まで、様々なものを買うことができ、まさに学生にとってはなくてはならない空間である。

椅子とテーブルも置いてあって、放課後はここでみんなで居ることが多いらしい。


「おっ君が転校生?」

「あっはい。山本闘起です。宜しくお願いします。」

「うちは渡辺美優紀。よろしくね~。」


はんなりとした関西弁で自己紹介をしてくれたこの方は売店の店員さん。

そして驚くことにこの人、隣にある保健室の先生もしているらしい。


"少人数の生活"がこの学校の生活方針であるらしく、できるだけ少ない人数で生活したいらしい。が、これはちょっとどうかと思わなくもない。


保険の先生兼売店員の渡辺美優紀先生。

優しそうな外見。長くもなく短くもない黒髪からは清楚感が溢れ出ている。

お互いにタメ口で話しているので、生徒との間に壁というものを置かない先生なのだろう。


そして、やっぱり美人。笑

この学校は本当にすごいな。女子のレベルの高さが。





時間的にもちょうどいいのでみんなで昼飯を食べることに。



「じゃあ、改めて。
まずこっちが、転校生の山本闘起君。」

なぜかわからないが大島さんが紹介してくれた。
まぁ人見知りのオレからしたらありがたい話でしかないがな。



「それでこっちが、売店の店員さん兼保健室の先生。渡辺美優紀先生。

通称みるきー!」

「み、みるきー?」

「そう!みるきー!」


舌をペロッと出した某P子ちゃんを彷彿とさせるあだ名。

そして、なぜかそのあだ名はとてもしっくりきている。

雰囲気が某P子ちゃんに似ているのだろうか。


「よろしくな~。」

「あっよろしくお願いします。」


「私にはな~、タメ口でええで。

あと、ちゃんとみるきーって呼んでな!」

人懐っこさ。

オレが持ってないもの。
オレが欲しいもの。

それがひしひしと伝わってきて、ちょっと羨ましかった。


「そーだよー!あと、私たちのこともちゃんと名前で呼んでよ‼︎」


あー。きました。

新しい友達ができるたびにやらなきゃいけない諸行。


別に名前を呼びたくないわけではないんです。ただ、ちょっと照れくさいだけなんです。笑


「大島さん、落合くん、榎並くん、前田さんだよね?」



一人一人を見て、自分に言い聞かせるように名前を呼ぶ。

そのせいか、"自分は新しいところに来たんだ。一歩踏み出したんだ"
と改めて実感してしまう。



確かに辛かった。でも、逃げたわけじゃない。忘れようとしてるわけじゃない。
しっかり向き合うために、ここに来た。


新しい仲間を見ながら、自分にそう言い聞かせる。




いつかは辿り着かなければならない場所。


どうせ行かなきゃいけないなら、いや、そうでなくても早く辿りつきたい。

そのための一歩。

それは思いのほか大きな一歩だった。