<ヨーコお婆の…今週のハッピー 2024 70>
家の近くの松林のなかに、前々から気に入っている木が有る。背丈の低い樹木が1本だけポツンと。葉がちょっと変わっている。
今週、友達の車でその木の真ん前を通ったので、樹木の名を訊いたら、「桑の木」と教えてくれた。そして「桑の葉はお茶にして飲むといいんだよ」と言って、葉を取り始めた。
公園のなかで人々がその木を観賞しているという風でもなく、人気のない目立たない所でヒッソリ存在している。だから少しぐらいだったら取ってもいいかなと思い、私も6枚摘んだ。そして帰ってからネットで調べて、お茶にした。
まず葉を洗い、1~2分蒸して天日干し。2~3日でカラカラに乾くと書いてあったが、(炎暑の夏なので)3時間でカラカラに乾いた。
手で握るだけでパラパラと砕ける。それを10分ほど煮出した(砕かなくていいかも)。
熱くても冷やしても、おいしかった。くせのない飲みやすい味。
野草や樹木の葉を摘んで、お茶を作るという行為が「習慣」になっていない私は、こんなことが嬉しい。楽しい。飲めるお茶ができたという満足感が……。
ヨモギは煮出して浴槽に入れたことがある(犬も散歩してるし車も通るからお茶にしなかった)。そんなことも、私には初めてのことで嬉しかった。
友は、庭の柿の葉をあげるといってくれた。柿の葉茶も体に良いらしい。
大阪在住のころ、野草茶は買っていた。買うのが「習慣」だった。
桑の葉茶を作ったと言っても石川の人は珍しくも何ともないのかもしれないが、大阪の友は珍しがってくれるだろう。自分で作ることに感心してくれるかもしれない。
(隣県の富山に移住した従姉に話したら、大阪から富山に来たころはいろんなことをしたが、今はもうメンドクサイと言った)