小学生のころ、私はなぜ人は空が飛べないのだろうと思っていました。
空を飛びたい!よくそんな空想をしていました。
また、近所でよく遊んでいた大きな石がたくさんある空き地がありました。
私は、家からその空き地に瞬間移動できないかと本気で考えていて、目を閉じて頭の中でその場所を浮かべて、そこに自分がいる事を念じていました。
でも、目を開けるとその場所に移動していないのでがっかりしていました。
またあるとき、私は自分の中にもう一人の自分がいることに気づきました。
心の声と頭の中の声です。
かってに頭の中でしゃべっている声にきづいたとき、それが悪魔の声だと感じました。
悪魔は私のする事に否定してきたり、私のやりたい事をあれやこれやと言い訳をして止めてきました。
私の邪魔をしてくる悪魔の声に打ち勝ちたくて、私は強い低い声で
「黙れ!私の中から出ていけ!」「お前が私の近くにいることはわかっている。私を操ろうとしても無駄だ!あっちにいけ」と言いました。
いったい誰に向かって言っていたのか、そんな言葉が私の口から出ていました。
そうしてしばらく悪魔の声を無視していたら、私の頭の中の声は静かになり、私の心から勇気が湧いてきました。
「私は何でもできる!」「私って凄いんだ!」「何でもできる凄い存在なんだ!」という根拠のない自信がものすごい勢いで湧き上がってきました。
あの時の感情は今でも不思議です。
ものすごい自信と勇気でした。
きっと大人になってから知りましたが
エゴとの対話に打ち勝った瞬間でした。