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河野統幕長にメリット勲章 日米同盟の強化など称え
(2019年3月21日)

2019年3月27日更新

 

 河野統幕長(右)にメリット勲章を授与し、固い握手で功績をたたえる米統合参謀本部のダンフォード議長(3月21日、米バージニア州で)=米統合参謀本部のツイッターから

 河野統幕長は3月21日から24日まで米国を訪れ、米統合参謀本部議長のジョセフ・ダンフォード海兵隊大将と会談するとともに、シャナハン米国防長官代理からのメリット勲章の伝達を受けた。

 統幕長は21日に米国防省近傍の米軍マイヤー・ヘンダーソン・ホール基地を訪問し、ダンフォード議長と会談。この後、日米同盟の強化に大きく寄与したことがたたえられ、司令官クラスに送られる「リージョン・オブ・メリット・ディグリー・オブ・コマンダー」が授与された。

 式後、河野統幕長は「・・・

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 防衛関連ニュース

7月豪雨、北海道胆振東部地震に対処
中方、7師団災派部隊に1級賞状
(2019年3月6日)

2019年3月27日更新

 

 岩屋防衛相(右)から1級賞状を授与される岸川中方総監と前田7師団長(後方)=3月6日、防衛省で

 昨年7月の西日本を中心とする豪雨災害と同9月の北海道胆振東部地震で災害派遣活動に当たった陸自の中部方面隊(伊丹)と7師団(東千歳)に3月6日、岩屋防衛相から1級賞状が授与された。大臣室で行われた表彰式には原田副大臣、鈴木政務官、髙橋事務次官、村川海、丸茂空両幕僚長、本松敬史統、小野塚貴之陸の両幕僚副長、岡真臣人教局長が立会。

 大臣は「中方災派部隊および協同・支援部隊」と「7師団災派部隊および協同・支援部隊」に対し、「甚大な被害を受けた被災地へ迅速に進出し、・・・

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那覇で南西地域守る「日米将官級懇談会」
上ノ谷司令官「日頃から話そう」
(2019年3月4日、5日)

2019年3月27日更新

 

 日米将官級懇談会に出席した(左から)上ノ谷司令官、カニングハム司令官、菊地総監、クーパー司令官、井筒司令官、マクフィリップス副司令官、坂元部長(3月5日、空自那覇基地で)

 【南西空=那覇】九州・沖縄地域の3自衛隊指揮官による「西部地区指揮官会議」と米軍の司令官級も加えた「日米将官級懇談会」が3月4、5の両日、空自那覇基地で開かれた。

西部地区3自衛隊指揮官会議も開催

 4日の指揮官会議には菊地聡佐世保総監、井筒俊司西空司令官、上ノ谷寛南西空司令官、西方総監代理の坂元秀明同防衛部長らが出席、九州・沖縄地域の情勢認識と統合運用の実効性向上について意見交換した。

 翌5日は米軍から・・・

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陸自72戦連 米NTCで実動訓練 砂漠地帯50㌔機動
(2019年2月4日~26日)

2019年3月27日更新

 

 本格的な演習を前に、点検射撃を行う72戦連の90式戦車(写真はいずれも米カリフォルニア州のナショナル・トレーニング・センターで)


 

 敵の攻撃に備え、防護態勢を取る米軍の兵士

米陸軍と実弾射撃

 陸自は2月4日から同26日まで、米カリフォルニア州フォート・アーウィンのNTC(ナショナル・トレーニング・センター)で米陸軍との実動訓練を実施した。

 参加部隊は陸自が72戦車連隊(北恵庭)連隊長の兵庫剛1佐を指揮官に、同隊基幹の隊員約390人と90式戦車、89式装甲戦闘車、87式自走高射機関砲など。米陸軍は第1―25ストライカー旅団戦闘団(フォート・ウェインライト)団長のマシュー・ブラウン大佐を指揮官に、人員約4500人とストライカー装甲戦闘車、M777(155ミリ)榴弾砲などが参加した。

 陸自部隊は8日、NTCの演習場内に展開し、9日から仮設敵との対抗訓練を開始。部隊は砂漠地帯を・・・

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陸自22普連 6戦大、改編を前に実射訓練等を実施

2019年3月27日更新

 

 東北方面隊として初の中距離多目的誘導弾の実射を行う22普連の車両(1月23日、王城寺原演習場で)


 

 6戦大として最後の出場となった師団戦闘射撃競技会で優勝、記念写真に納まる隊員(3月4日、王城寺原演習場で)

 30年度末に「第22即応機動連隊」に改編される22普連(多賀城)と、廃止され「機動戦闘車隊」に生まれ変わる6戦大(大和)はそれぞれこの冬、宮城県の王城寺原演習場で節目の練成訓練を行った。


22普連 3月末から22即機連 新装備を携え実射

 【22普連=多賀城】22普連は1月21日から23日まで、連隊に新たに装備された中距離多目的誘導弾の実射訓練を王城寺原演習場で行った。

 訓練は射撃要領や射場勤務要領などを習得させることを目的に実施され、初日と2日目は座標入力や直接照準、さらに射撃要領や射場構成などを雪上で演練した。

 実射が・・・

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6戦大 射撃競技会で有終の美

 【6戦大=大和】6戦大は3月3、4の両日、戦車大隊として最後となる「平成30年度6師団戦闘射撃競技会」に出場、Bグループの部で優勝し、有終の美を飾った。

 大隊は昨年末に戦闘射撃練成隊を編成し、射撃シミュレーターを活用した射撃予習のほか、実射では射撃の感覚を重視した教育を実施し、隊員を練成。

 終盤では射撃方法を・・・

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陸自27普連の情報・重迫小隊 積雪寒冷地で訓練検閲
(2019年2月12日~17日)

2019年3月27日更新

 

 酷寒の中、120ミリ重迫撃砲の発射準備を行う27普連重迫小隊の隊員たち(2月16日、然別演習場で)

 【釧路】27普連は2月12日から17日まで、然別演習場などで情報小隊と重迫小隊の訓練検閲を実施した。

 統裁官を務めた井川三典連隊長は隊員に「生き残り、任務を必遂せよ」「積雪寒冷地の特性を理解し、作戦戦闘を遂行せよ」など4点を要望した。

 両部隊は・・・

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陸自9師団 八甲田で応用射撃など演習実施

2019年3月27日更新

 

 スキーを装着した状態で射撃を行う5普連の隊員(2月22日、青森市の小谷演習場で)

 【9師団=青森】9師団は今冬、「冬季集中八甲田演習」を実施した。

 5普連(青森)、39普連(弘前)、9偵(青森)は過酷な八甲田雪中行軍を実施。2月12~15日には師団技能訓練が行われ、9施大(八戸)基幹の12個部隊が積雪寒冷地での作戦に備え、宿営施設(イグルー)を築いた。その後、宿営空間の活用法についての研修も行われた。

 同演習の集大成となる冬季訓練検閲では、5普連が八甲田地域で雪中の伏撃に挑み、スキーを装着した状態での応用射撃などを実施した。

 

 

 

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陸自13普連、冬季山岳訓練隊を初編成
(2019年12月12日~2月21日)

2019年3月27日更新

 

 〝不時着したセスナ機の乗員〟を発見し、救出・搬送作業に当たる13普連の隊員(2月20日、長野県の乗鞍岳で)

山岳スペシャリスト増員へ

 【松本】13普連はこの冬、「冬季山岳訓練隊」を初めて編成し、12月12日から2月21日までの約2カ月間、冬季山岳訓練を実施した。近年、山岳地で相次いで起きたヘリ墜落事故への災派活動を想定したもので、レンジャー隊員だけでなく、スキー有技者、一般隊員も含め、〝山岳スペシャリスト〟の増員を図った。

 訓練前半はスキー場などで山岳・スキー技術の基礎を学び、後半では乗鞍岳、八ヶ岳など生地で雪山登山、雪中露営、・・・

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逮捕競技会を4年ぶり実施
130地区警務隊が初優勝 陸自中方
(2019年2月13日、14日)

2019年3月27日更新

 

 警棒を使った逮捕術を競う中方の警務隊員たち(2月14日、伊丹駐屯地で)

 【伊丹】中方警務隊は2月13、14の両日、伊丹駐屯地体育館で「中方警務隊逮捕術競技会」を4年ぶりに実施した。5個部隊による団体戦と徒手・警棒による個人戦で競った。

 団体戦では、130地区警務隊(守山)が4戦全勝で初優勝。監督兼選手の丹治正仁2尉は「選手たちが日頃の成果を十二分に発揮してくれた。支援してくれた人たちにも感謝したい」と語った。

 一方、個人戦では、徒手の部で門間渉3曹(132地警)、警棒の部で平岡克則2曹(同)が激戦を制した。