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米・タイ共催の多国間共同訓練「コブラ・ゴールド19」
(2019年1月14日~2月23日)

2019年3月25日更新

 

 邦人等の陸上輸送中、行く手を阻むバリケード(前方)への対処に当たる軽装甲機動車上の陸自隊員(2月17日、ピサヌロークで)


 

 「在外邦人等保護措置訓練」で、中央即応連隊の隊員たちの警護と誘導を受けながら空自のC130H輸送機に乗り込む邦人ら(2月17日、ピサヌローク空軍基地で)


 

 「人道・民生支援活動」の建設分野で、米・タイの工兵らと協力して小学校の多目的ホールの建築に当たる陸自4施団の隊員たち(ワト・ジョム・トン小学校で)

・・・他

在外邦人等保護措置の流れを演練

 米国とタイが共催し、日本など計7カ国が参加する多国間共同訓練「コブラ・ゴールド19」が1月14日から2月23日まで、タイ中部のピサヌロークなどで行われた。防衛省・自衛隊からは隊員約170人が参加したほか、空自のC130H輸送機と陸自の軽装甲機動車が現地に持ち込まれ、「在外邦人等保護措置訓練」の一連の流れを演練した。そのほか、各国と共同して災害発生時の人命救助活動や小学校の多目的ホール建設活動などに取り組んだ。閉会式には統幕副長の本松敬史陸将も出席し、国際的な人道・民生支援活動で大きな役割を担う自衛隊のプレゼンスを示した。


 「コブラ・ゴールド19」のうち、空自のC130Hなども使用された「在外邦人等保護措置訓練(RJNO)」は2月17日、陸・空自の隊員約125人が参加し、タイ空軍のピサヌローク基地で行われた。

 訓練は「架空の国で治安が悪化。工場から化学物質が漏れ出した」という想定のもと実施され、基地内に設置された避難統制所(ECC)には、今回初めて日米タイの3カ国が共同で多国間調整所を設けた。

 陸自から参加した中央即応連隊(宇都宮)の隊員らは、基地外の一時避難所から・・・

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小学校に多目的ホール建設、各国共同で治療活動 指揮幕僚活動

 一方、「人道・民生支援活動」の建設分野(ENCAP)には陸自4施団(宇治)の隊員5人が参加。米・タイ軍の工兵と協力し、ピサヌローク県にあるワト・ジョム・トン小学校に多目的ホールを建設した。

 建設作業は時間がかかるため、隊員たちは一足早く1月16日に現地入りし、設計から施工、工程管理までの施設作業に臨み、基礎工事から建築に当たった。2月21日の・・・

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 防衛関連ニュース

陸幕長がパプア初訪問、フィリピンも訪れ
国防次官と懇談
(2019年3月4日~7日)

2019年3月25日更新

 

 

 パプアニューギニア国防軍司令官のトロポ少将(右)と記念品を交換する山崎陸幕長=3月7日

 山崎陸幕長は比陸軍司令官マカイログ・アルベルト中将の招待を受け、3月4日から6日までフィリピンを訪問した。現地では同国のリカルド・デービッド国防次官らと懇談、東アジアの安全保障環境に関する認識を共有したほか、陸自と比陸軍・海兵隊との防衛協力・交流を今後強化していくことで一致した。

 その後、山崎陸幕長は7日、パプアニューギニアを陸幕長として初めて訪れた。

 同国では・・・

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 防衛関連ニュース

「瀬取り」監視 仏軍が初参加

2019年3月25日更新

 防衛省は3月8日、北朝鮮船舶による違法な「瀬取り」に対する警戒監視活動にフランス軍が初めて参加すると発表した。3月中旬から仏海軍の哨戒機「ファルコン200」が国連軍地位協定に基づき、沖縄県の在日米軍嘉手納基地を拠点に、また、仏海軍のフリゲート「ヴァンデミエール」も今春から東シナ海を含む我が国周辺海域で活動する。

 岩屋防衛相は8日の記者会見で「国際社会が一致団結して国連安全保障理事会決議の実効性確保に取り組む観点から、仏軍の参加を歓迎する」と語った。

 

 

 

 防衛関連ニュース

防衛医科大学校 医学科40期、看護学科2期学生が卒業
(2019年3月9日)

2019年3月25日更新

 

 防医大の卒業式で長谷学校長(中央)から卒業証書を授与される卒業生たち(3月9日、防衛医科大学校で)

岩屋防衛相「同期の絆を忘れずに」

 【防医大】防衛医科大学校(埼玉県所沢市、長谷和生学校長)の卒業式が3月9日、同校で行われ、医学科40期学生76人と看護学科2期学生112人(自衛官コース71人、技官コース41人)に卒業証書と学位記が授与された。

 式には岩屋防衛相、髙橋事務次官、河野統、山崎陸、村川海、丸茂空の各幕僚長をはじめ、来賓や卒業生の家族ら約760人が出席した。

 長谷学校長が卒業生一人一人に卒業証書を手渡し、福田秀樹大学改革支援・学位授与機構長が学位記を授与した。その後、医学科卒業生は「・・・

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 防衛関連ニュース

岩国の米軍機がグアムに訓練移転
(2019年3月11日~29日)

2019年3月25日更新

 在日米軍第5空母航空団(岩国)は3月11日から同29日まで、米グアム島のアンダーセン空軍基地に移転し、北マリアナ諸島のファラロン・デ・メディニラ空対地射場などで訓練を実施している。

 同訓練にはFA18戦闘攻撃機など計約20機、人員約400人が参加している。

 

 

 

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豚コレラ対処部隊などに3級賞状
髙田総監「安心できる環境作った」東方
(2019年2月27日)

2019年3月25日更新

 

 豚コレラ災派の功績で、髙田東方総監(右)から3級賞状を授与される松本駐業隊長の花里2佐(2月27日、松本駐屯地で)

 【東方=朝霞】長野県内の養豚場で2月6日に確認された豚コレラに適切に対処し、感染拡大を防いだ功績で、13普連(松本)を基幹とする「豚コレラ対処災害派遣部隊」と後方支援に当たった松本駐屯地業務隊に27日、東部方面隊からそれぞれ3級賞状が授与された。

 表彰式は松本駐屯地体育館で行われ、13普連の150人と松本駐業の50人の計約200人の隊員が出席。東方総監の髙田克樹陸将は「現場から帰ってきた隊員が安心できる環境を作ってくれた」と貢献をたたえて松本駐業長の花里圭佑2佐に、また、12旅団長の田尻祐介将補は「大きなストレスを・・・

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海自生徒26期の安永3佐と沖田准尉、
同期2人がラストフライト
(2019年1月9日)

2019年3月25日更新

 

 記念写真に納まる安永3佐(前列中央左)と沖田准尉(その右)=1月9日、岩国航空基地で

 【岩国】31整備補給隊整備補給統制班長の安永哲也3佐と81航空隊85分隊士の沖田政彦准尉は1月9日、OP3C多用機9131号機のフライトをもって航空士人生を締めくくった。

 2人は昭和55年4月、海上自衛隊生徒26期として江田島の少年術科学校に入隊。卒業後は主に固定翼航空機搭乗員として海上航空部隊の発展に貢献し、偶然にも同じ岩国の地で定年退官を迎えることになった。

 安永3佐はOP3C画像収集評価員として同機の導入期から深く携わり、81空列線隊長などを務めるなど、卓越した知識技能を発揮して後進の育成に尽力した。

 沖田准尉はOP3C機上電子整備員として導入期から深く携わる一方で、81航空隊、31航空群司令部、教育航空集団司令部の先任伍長を歴任した。

 この日は、・・・

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ボランティアで高齢者の家を除雪 島松
(2019年2月24日)

2019年3月25日更新

 

 【島松】駐屯地曹友会の高山真也1曹以下5人は2月24日、恵庭市社会福祉協議会からの依頼を受け、市内の高齢者が住む民家の除雪を行うボランティア活動を実施した=写真

 午前9時から作業を行い、家屋の屋根から落ちた雪を近くの空き地まで運搬して通路を確保。依頼者から感謝の言葉をもらった。

 高山会長は「今後もボランティア活動の一環として、困っている方のために除雪を積極的に実施し、地域との一体感の醸成に寄与していきたい」と述べた。