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陸自東方とドローン事業者団体
全国初の災害時協定締結
(2019年2月15日)

2019年3月6日更新

 

 大規模災害発生時の相互協力で協定を取り交わした陸自東方の嶋本1佐(右)とJUIDAの鈴木理事長=2月15日、朝霞駐屯地で

 陸自東部方面隊は2月15日、朝霞駐屯地でドローン事業者である一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA、東京都文京区)との間で、「災害時応援に関する協定」を締結した。

 協定の目的は、発災時にドローンを使い、被災地の画像などを速やかに陸自の災派部隊に伝送して、早期に被害状況の把握を図ること。具体的には、両者が①災害発生時に協力②日頃からの共同訓練の実施③共同での・・・

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 防衛関連ニュース

日米で防空・ミサイル防衛訓練
(2019年2月22日~3月1日)

2019年3月6日更新

 飛来した弾道ミサイルへの対処要領などを日米共同で演練する「平成30年度日米共同統合防空・ミサイル防衛訓練」が2月22日、陸自飯塚駐屯地、八重瀬分屯地、海自横須賀、佐世保、空自横田、春日、那覇、米海軍横須賀の各基地を結んで始まった。3月1日まで。

 同訓練は、海自と米海軍が平成22年から行っているシミュレーションでの「BMD(弾道ミサイル防衛)特別訓練」を昨年から空自のPAC3部隊を加えて統合化したもので、今年は陸自の・・・

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 防衛関連ニュース

雪上車を操縦し機動能力を向上 20普連
(2019年2月4日~15日)

2019年3月6日更新

 

 「初級装軌操縦訓練」で78式雪上車を操縦し、雪上を機動する20普連の隊員

 【20普連=神町】20普連は2月4日から15日までの間、山形県村山市の大高根演習場などで「初級装軌操縦」と「軽雪上車養成」の2訓練を行った。

 初級装軌操縦訓練では、隊員たちが78式雪上車を操縦する練度を判定。課程修了者には特技が付与された。

 一方、軽雪上車養成訓練では軽雪上車(スノーモービル)を使用し、積雪地での偵察要員らの機動能力を向上させた。

 

 

 

 

 防衛関連ニュース

陸自弘前駐「八甲田山雪中行軍」で生還
31連隊たたえ、224㌔踏破
(2019年1月29日~2月5日)

2019年3月6日更新

 

 弘前駐屯地創立50周年を記念した「八甲田雪中機動訓練」で、吹雪の中、隊列を組んで前進する39普連の隊員たち(2月2日、青森県の八甲田山域で)

 【弘前】弘前駐屯地は1月29日から2月5日まで、「駐屯地創立50周年」を記念し、青森・八甲田山周辺で約224キロ区間の「雪中機動訓練」を実施した。

 明治時代に旧陸軍の弘前歩兵31連隊が踏破したのと同じルートを辿るもので、1月29日~2月1日の前段は9偵の池田重雄2佐以下23人が先発隊として踏破、2~5日の後段は39普連2中隊の小又道1尉以下35人が挑戦した。

 隊員たちはいずれも約20キロの背のうを背負い、・・・

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 防衛関連ニュース

空自高射教導群が50周年
日髙司令「部隊発展の気風、持ち続けよ」
(2019年1月31日)

2019年3月6日更新

 

 部隊創立50周年を祝い、PAC3など装備品をバックに「50」の人文字を作る高射教導群の隊員たち(1月31日、空自浜松基地で)

 【高射教導群=浜松】弾道ミサイル防衛(BMD)も担う空自のペトリオット地対空ミサイル部隊などの教育支援に当たる高射教導群(司令・日髙芳浩1佐)は1月31日、浜松基地で創立50周年の記念行事を行った。

 行事には同群隷下部隊の基地防空教導隊(千歳)の隊員らを含め、約160人が参加。日髙司令は隊員を前に「創立50周年を迎えることができたのは、諸先輩方をはじめ、部隊建設、整備、運用に携わった多くの方々の努力のたまものだ。今後とも部隊発展の気風を持ち続け、さらに50年、100年先を目指してほしい」と訓示した。その後、隊員たちが・・・

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「ますみ会」今年も空自遺族会に寄付
(2019年1月25日)

2019年3月6日更新

 

 北川空幕厚生課長(左端)に「ともしび会」への寄付金を手渡す「ますみ会」の役員(左から鈴木さん、佐藤さん、加藤さん)=1月25日、空幕で

 【空幕厚生課】空自幹部隊員の夫人らで作る親睦団体「ますみ会」(丸茂美登里会長以下約140人)の役員が1月25日、防衛省を訪れ、空自遺族会「ともしび会」の事務局長を務める空幕厚生課長の北川英二1佐に寄付金を手渡した。

 寄付は昭和51年から毎年行われ、この日は鈴木勝代さん、佐藤美由紀さん、加藤美香さんの3人が来省した。

 同会は、空自隊員の夫を支えることを目的とした夫人間の相互扶助のほか、隊員とその家族に対する支援などを行っている。

 鈴木さんは「今後も遺族会との絆を大切にし、皆さんの心に寄り添っていきたい」と話していた。

 

 

 

 

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宇宙ステーション「ミール」苫小牧に実物予備機

2019年3月6日更新

 

 北海道苫小牧市に展示されている旧ソ連製の宇宙ステーション「ミール」の予備機(後方)を紹介する苫小牧市科学センターの女性職員


 

 「ミール」内部にある宇宙飛行士の個室。歴代の宇宙飛行士はプライベートルームとして音楽を聴いたり、本を読んで過ごしたという

日本人初の宇宙飛行士、秋山さんも滞在した「ミール」

 元自衛官の油井亀美也、金井宣茂両宇宙飛行士も滞在した「国際宇宙ステーション(ISS)」。その前身となったロシアの「ミール(平和)」の実物(予備機)が、空自千歳基地にほど近い北海道の苫小牧市に展示されている。無料で同宇宙ステーションを見ることができる苫小牧市科学センター「ミール展示館」を訪れ、宇宙ステーションの概要について同館の職員に聞いた。(菱川浩嗣)


ISSの前身、世界初の長期滞在型

 「ミール」は1986年2月にソ連(現ロシア)が打ち上げた世界初の長期滞在型の宇宙ステーション。地上から約400キロの軌道上にあり、人員・物資輸送用のソユーズロケットなどとドッキングするポートを6個有し、当時、滞在中の宇宙飛行士が無重力の環境でさまざまな実験を実施した。日本人初の宇宙飛行士、秋山豊寛さんも滞在したことで知られる。

 「ミール」は2001年3月、老朽化により南太平洋に落下してその使命を終えたが、この間、延べ100人以上の宇宙飛行士が滞在した。

 この「ミール」の予備機はオークションなどを経て、1998年9月、岩倉建設が苫小牧市に寄贈。その後、市は「ミール展示館」を開設した。

降下式シャワーや無重力温水蛇口も

 同館にある「ミール」のコアモジュール(生活区域)の全長は13.13メートルで、最大直径は4.2メートル。居住区のほか、操縦室などもある。見学用の入り口から内部に入ると、・・・

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