現在、力の所在は、組織から個人へと移り始めている。
一つ一つの大きな仕事は、今までの常識では
企業の中でなされるものだったが、
これもプロジェクトごとに外部へと
任される世の中になってきている。
外部の個人個人が集まって仕事をする時代なのである。
これも全ては、インターネットによって、
内部や外部関係なしに
コミュニケーションが取れるようになったからにほかならない。
プロジェクトが完了すれば、チームは解散する。
その都度、メンバーは新しい技術を身に付け、
新しいコネを手に入れ、既存の人脈を強化し、
業界で自分たちの評価を高める。
履歴書に書き込む項目を増やしていくのだ。
まさにハリウッドの世界だ。
今までは、キャリアというのは、
「どの会社に何年いて、どの役職になった」
とかが普通であっただろう。
これからは、アメリカのように
「何を経験し、どんなことができるのか?」
というのが、スタンダードになってくる。
新しいプロジェクトがあれば、
またあちらこちらからひとが集まってくる。
同じ人が一緒になる場合もあるだろう。
しかし、プロジェクトが終われば、
フリーエージェントたちは再び別の方向に分かれていく。
戦力は常に入れ替わる方向に動いている。
新商品や新サービスの成功が
プロジェクトに携わる人間の知力、創造性、技能、熱意
にかかっている場合、
いまやこのようなハリウッドのようなモデルが常識になりつつある。
だからこれからは、社内で出世だけを目指しては確実に淘汰される。
欲しいのはどんな人たちと組んでも
結果を出す柔軟性のある実力なのである。