Hold hands | 透明なやさしさ

透明なやさしさ

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「手をつないでもいいですか?」



彼と初デートのとき。


ランチを済ませて散歩をしていたら、彼は少しはにかみながら紳士的に聞いてきた。


「もちろん!」


気さくに返事をしたつもりだったけど、嬉しさ、照れくささ、ドキドキ感が半端なかった笑い泣き


彼の手がわたしの手を握ってくる。


いわゆる「恋人つなぎ」をして

お互いの指をからませるようにした瞬間。


「えっ…? なんなのーー!?びっくりびっくり



彼の手はまるで、びっくりするくらい、感動的なフィット感!


手のひら、指も、

わたしよりはおおきく、ながく、

男性らしく肉厚なんだけど、


「あの…あなたはわたしですか?滝汗


というくらい!


まるでそれは

当たり前にあったかのような、すいつくような。


そして、ほっと安心する。


一気に心地よくゆるんでいく。

サラサラであたたかな彼の手。


初めて手をつないだ瞬間に

何か見えない、たくさんの情報を交換し合うような、教え合うような。


思わず、もっと確かめたくて

もっと知りたくて


少しだけギュッと強く、彼の手を思わず握り直した。



それから

彼と手をつなぐたびに、彼にわたしの身体を触れられるたびに


初デートのとき以上に

もっと、幅や深さのあるような、

いろんな種類の感覚や感情を味わうことになるなんて!


「運命の人」って

ドラマやマンガ、映画だけの存在なんだろなぁと思ってたりしたけど


彼の手がやさしく


だけど、


確かに

伝えてきてくれた気がする。


「やっと会えたね ウインク」って。