一話目を見逃してしまったのでFODで見てみました。
小児の緊急疾患で、搬送にとても時間がかかって全身状態が悪化して緊急手術ができず、亡くなってしまった症例の話があった。
私も地方病院にいたので、よくわかります。
先輩が1時間ぐらい離れた開業医のところでバイト中、常位胎盤早期剥離を疑う満期の妊婦さんが腹痛と出血で受診した。
すぐに、近くの地域周産期センターに搬送依頼をした。産科医は対応が可能だったが、麻酔科が、1時間離れたところ(総合周産期センターがある大きい都市)からくるとのこと。
自家麻酔(脊椎クモ膜下麻酔のみ)でオペも検討したが、出血もあり、播種性血管内凝固(DIC)になってしまう可能性も考慮し、出来ないと判断し、直接、総合周産期センターのある大きい都市に送った方がいいという判断になった。
1時間かけて総合周産期センターに搬送になりました。
その地域を出る、と判断した瞬間、胎児を救える可能性は無くなります。
総合周産期センターに搬送され緊急帝王切開を受けました。母体はDICになっており、胎児は死産でした。母体はその後無事に退院になりましたが、胎児は救えませんでした。どうすればよかったのでしょうか。
距離の問題、人不足の問題、常位胎盤早期剥離は、母児共に、命に関わります。
産科はなんにも問題ないことが殆どですが、急変したら一刻の猶予もありません。日本全国どこでも安全な対応って、出来ないと思います。
やっぱり欧米みたいに、産科病院を集約化しないと、どんどん現場も疲弊していく、、何より、満期でもうすぐ赤ちゃんに会える、と楽しみにしていた妊婦さんやその家族が可哀想すぎる。
患者さんは辛いかもだけど、、家からの距離が遠くても満期になったら、病院の近くに住み込みをして、大きい病院で、対応する方がいい。麻酔科もそうすれば人が増えるので無痛分娩とかの対応もできるようになるかも?
集約化が進めば私の当直回数も少し減るかもなぁ!