本日は奈良市を訪問し、障がい者就労施設3ヶ所で調査を行いました。



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三重県の障がい者雇用率は残念ながら、全国都道府県別で最下位レベル、さらに厳しいことに厚生労働省管轄 障害者法定雇用率(民間企業) が平成25年4月から1.8から2.0%へ引き上げられます。

障害者法定雇用率とは労働者(失業者含む)の総数に占める身体障害者・知的障害者である労働者の総数の割合のことで、簡単に言いますと本年4月から、労働者50人に1人の障がい者雇用が義務付けられます。


奈良県は三重県のお隣ながら、適切な職場環境、就労支援対策など継続した地道な活動が実を結び、障害者法定雇用率が全国14位から3位となっています。そのような状況から、本日は奈良市内3ヶ所で視察を行いました。




1.イーハトーヴSora (テラス型レストラン)  




 社会福祉法人 青葉仁会 様(奈良県)が運営しているレストラン(イーハトーヴSora)を視察させて頂きました。




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三重県議会新政みえ  三谷哲央代表



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意見交換の模様(イーハトーヴSora)
右から:中村進一県議、三谷哲央県議、山川進部長(雇用経済部)、下野幸助


イーハトーヴSoraでは、日本でも先進的、積極的に障がい者雇用を取り入れ、常時50名以上の障がい者の方が勤務され、マーケティング調査も入念に行い、テラス型のオシャレなお店で、モーニング、ランチなどが提供されていました。



人気なレストランのため、働く障がい者の方々のモチベーションは高く、一生懸命、それぞれの持ち場で仕事をこなされていました。 



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調理場での視察風景


お昼には、障がい者の皆様が作っている日替わりランチを頂きました。ボリューム満点でとても美味しかったです。



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日替わりランチメニュー





2.クランボン(英国風カフェ&ベーカリーレストラン)



2ヶ所の視察先は、レンガ調で英国風の素晴らしい建物である、ベーカリー&カフェ クラムボン(奈良市:社会福祉法人 青葉仁会様)を視察させて頂きました。



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クラムボン前にて


ここでは、障がい者約30名の方(生活介護、就労継続B型等)がカフェ材料準備やパン製品の仕上げ作業などを行っていました。
店内には美味しい焼きたてパンが並び、カフェコーナーには地元の女性客で満員でした。


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3.KIZUNA Cafe きずなかふぇ

  (奈良市東向商店街内)

近鉄奈良駅前東口の奈良市東向商店街内にある、障がい者アンテナショップ『KIZUNA Cafe きずなかふぇ』を視察させて頂きました。



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KIZUNA Cafe きずなかふぇ入口にて


きずなかふぇは、奈良県が企業と福祉分野の架け橋となって、障がい者の雇用モデル実践、商品の市場テスト、障がい者就労に対する県民・企業の理解促進のため、2010年9月に平城遷都1300年祭の開催に合わせて設置されました。
現在では、2名の障がい者の方が勤務されているとのことでした。



本日、3ヶ所の障がい者施設を視察させて頂きましたが、共通して感じたのは障がい者の方々が顧客ニーズを理解するため、しっかりと教育されており、(採算性を考えて)社会貢献をするという強い気持ちが伝わってきました。そして、働いたお給料で休みの日は友達と遊んだり、旅行に出かけたりして、充実した日々を送っているとのでした。



本日お伺いした障がい者就労支援の地道な活動を参考にさせて頂き、三重県のレベルアップに反映できるよう取り組んでまいります。