7/19、20日(1泊2日)に、三重県議会で所属する防災県土整備企業常任委員会の県内調査のため、東紀州地域を訪問し、昨年9月に発生した紀伊半島大水害の復旧状況や紀勢自動車道進捗状況など、現地視察を行って来ました。

簡単ではございますが、ご紹介させていただきます。


19日の朝、三重県議会からバスで熊野市へ向かい、まず、道の駅「熊野きのくに(写真)」で、昨年9月に紀伊半島を襲った台風12号による復旧状況について、三重県熊野建設事務所長、関係職員から現地で説明を受けました。



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熊野きのくに前にて(とても暑い一日でした)



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大久保県議(左)らと復旧状況について説明を受ける様子





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熊野市災害現場にて (車が土砂により大破しています)




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主要地方道七色峡線災害現場(熊野市井戸町瀬戸)


熊野市井戸町瀬戸では、台風12号時、1時間(2011年9月4日)で131ミリという記録的な短時間大雨が発生しました。


七色峡線は熊野市から大阪府へ向かう主要道路ですが、後ろの道路が寸断されました。(上の写真)右の山側から土砂崩れが生じて、寸断された道路の一部が左側に落ちています。

熊野建設事務所管轄の復旧工事については、今年9月で工事発注を9割終え、来年3月末に9割が完成する予定です。現場では大変暑い中、汗をかいた作業員の方々が1日でも早く安心で安全な町づくりを目指して、頑張っていらっしゃいました。官民問わず、地元の皆様が協力し、復旧のためにご尽力されていることに心から感謝申し上げます。


主要な現場を視察した後は、三重県熊野庁舎にて、地元のみえ南紀2号(かんきつ)を頂いた後、熊野市消防長から熊野市消防本部の活動状況について説明を受けました。



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みえ南紀2号(かんきつ) とても美味しく、暑い日でしたので喉が潤いました。



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左から松田 熊野市消防長、片岡 消防次長、 湊 副参事



20日は、紀宝町にて、昨年9月の台風12号で決壊した輪中堤(高さ約9m)、相野谷川周辺を視察しました

台風時には水位が12mにも及び、輪中堤を3mも越えて広範囲に水が浸水しました。
決壊した輪中堤から大量の水と土砂が流れ込み、住宅の基礎が流されている現場も視察しました(写真)

改めて、自然の猛威を感じさせられました。



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紀宝町 輪中堤(高さ約9m) 右後ろ(茶色部分)は決壊



その後、熊野庁舎で国土交通省 紀南河川国道事務所の副所長から、国が管理する熊野川(5.0km)、相野谷川(5.7km)、市田川(2.0km)の台風12号による河川激甚災害対策特別緊急事業について話を伺いました。熊野川については、流域水位を低下させるため、約470万立方メートル(東京ドーム約4杯分)河床を掘削する予定です。

今回の東紀州の視察を通じて、台風12号から10ヶ月が経ちますが、現場の皆様のご協力により一つ一つ災害復旧事業が着実に進んでいる実感を受けました。もちろん、まだ復旧には時間が掛かりますが、三重県議会としても今後の事業の動向を引き続き注視し、より安全で安心な三重県となるよう地域住民の皆様と一緒に頑張ってまります。