こんばんは。


今夜は、中小企業の、ある社長様から、資金繰りが苦しいから


どうしようか・・・ と言う相談をもらいました。


今夜は、その会話を、ちょっとブログします。


まず、その社長様へ、私は、3つの書類の確認をお願いしました。


その3つとは、①賃借対照表(BS表)、②損益計算書(PL表)、


③資金繰り表(CF表)です。


(注意)

①BS:Balance Sheet(バランスシート)

②PL:Profit and Loss(プロフィット・アンド・ロス)

③CF:Cash Flow(キャッシュ・フロー)


その3つを、人間の体に例えて言うならば、


 ①賃借対照表(BS表) : 顔

 ②損益計算書(PL表)  : 心臓

 ③資金繰り表(CF表)  : 血液


 心臓が悪ければ血液の循環が悪くなり、顔色も冴えなくなる。


逆に、顔色が悪いのは、血の巡りが悪い、または、心臓が弱って


いるとも言えますね。


大切なのことは、この3つのバランスを、会社の規模や業種によって、


適正値を把握し、常に自社の健康状態を知っておくことです。


もちろん、適正値から異常値へ変動することも、状況によってはあると


思いますので、予測や実績、そしてリカバリーの検討を緊張感持って、


適宜考えることも大切ですね。


会社も、人間の身体も、無理なく、無駄なく、安定感をもって頑張りたい


ですね。 不安材料は、多々ありますが、仕事も健康管理も、ある程度


緊張感を持っていれば、初動が早く対応できますので、その点は、


大きな有利だと思います。 



そのような話を、1時間程度して社長様は満足して帰って行きました。


他愛もない話でしたが、とても従業員思いのある社長様でした。


年功を積み上げた方との会話は、厳しい中にも人間味があり、いつも


勉強になります。


どんなに大きい会社でも、町工場ような小さな会社でも、最後の


責任は、社長にかかっています。


日本の多くの企業では、大企業のみならず、中小企業も、業績評価を


第一に重んじる企業が増えてきました。しかし、日本は歴史、伝統を


重んじる文化からすれば、社長や首長と言うのは「年功」という業績と


いうか、経験というか、そのような人間味を兼ね備えた人ではないと、


務まらないものだと思います。