TKRJのピストンが入ったので進めます
いつもは3MAのコンロッドとか家から近い(バイクで10分ぐらい)なので
直接取りに行きますが今回は3XVのピストンは事務所にないそうで通販でした
早速クリアランス測ります
2個とも排気側0.06 掃気側0.07でまあまあ狭いです
リングクリアランスはトップ0.04
セカンド0.03でした
新品ピストンなので下ごしらえします
エッジを落とします
リング溝のバリ取り
リングは内側をペーパーでバリ取り
組んできます
サークリップの合口はピストンの切り欠きからズラします
抜け防止です
ガスケットは毎回書きますが3XVの持病対策
久しぶりに詳しく書くと
1KTや3MAは紙ガスケットですが3XVはメタルです。
熱膨張のせいか?しかも糸見たいな液ガス塗布だけでは経年で漏れてクランク室内に冷却水が少しづつ入って
不調になります・・・放置すると溜まってクランク錆びさせます
なのであらかじめ液ガスたっぷり塗っておきます
かなりの頻度で漏れるので必ず塗布してください
シリンダーの固定はYPVSバルブ先に組むとトルクレンチが入らないので先にシリンダー組みます
ココが8mm径の10頭のナットという特殊なサイズなのもそうです
12mmのソケットが前は入らないものがあります
STD系のYPVSバルブは一体型なのですがシリンダーに入れにはピストンが下死点でないと入りません
下死点でないとピストンが当たります
しかも反対側のバルブガイドには突起があってこれが回り止めになっています
91.92SPのバルブは左右非対称の2分割で左右から差し込んでボルトで締めるのでSP用のガイドに突起はありません
間違えてSP用をSTDに組んでクランク回したらピストン破損しますから注意
ちなみに突起のあるSTD用の突起をカットしたらSPに使えます
ヘッドガスケットも脱脂して液ガス塗って再利用します
何回も書きますが新品ガスケット入れても漏れることがあります
不細工ですが見えないので丁寧に塗って再利用します
1万円以上節約できます
今回は特にエンジン単体のオーバーホール依頼ですから~組んで漏れたらオーナーさんがバラすことになるので
なおさらしっかり塗ります
ここは3XV-00ヘッドではガスケットですが01ヘッドからOリング仕様になっています
ココも漏れるから対策されたんだと思います
これは0すむ0¥
なのでガスケットに液ガス塗ります
1枚は切り出しました
最近ポンチ買ったのですが8mmなのでデカい
でもカッターで切るよりかなり楽
オイルポンプを付けてホースをマ二と繋いだら完成・・・
キックはスムーズに降りて戻るか?
シフトはスムーズに入って戻るか?
OK~でした
オイルポンプは付けたままだと運搬中にニップルが折れるので外して置きます
お待たせしました…完了しました
来週は3MAのSPのエンジンオーバーホールが来ます
制作中の3MA13号機と1KTの2台も同時進行です