アメブロで一時TZR250 1KTのキーワードで検索したら~
僕のブログがヒットしまくりでした~
去年から1KTを数台整備、制作したのでそうだったのですが~
いま検索するとハセガワのプラモ制作記が多い・・・・・
僕も作りたいけど整備依頼が続いて夜はぐったり・・・・・
プラモまで気が行かない・・・・
洒落でプラモの1KTも作ったり~個人の改造に合わせて改造したり依頼受けたら~
面白そう・・・・・
そのさなかまたエンジン整備の依頼です・・・・・
今回は降ろしてバラして洗浄して修正したらオーナー自ら組んでみたいということなので~
組んでもらいます・・・・
エンジンは最近腰上OHしたので丸ごと降ろして上は丸ごと外します・・・・
普段は腰下積んでから腰上組みます・・・・
3MAや3XVはそこそこ丸ごとだと36~7kgありますので丸ごと積むと重いし・・・・・
腰下積んだ方が位置も高くなって組みやすい・・・
1KTの場合はアンダーチューブがあって丸ごとは降ろしぬくいしアンダーチューブも傷がつきます~
なので下す時はシャフト抜いてアンダーチューブ前側抜いて
この状態から降ろします・・・・
ま、降ろすまでは30分ですな。
腰上は丸ごと外します・・・・・
丸ごと外すという事は丸ごと一気に組むという事です・・・・
シリンダーガスケットはOH直後なので固着はありません・・・・
でも3XVと違って1KTや3MAは紙ガスケットで押しつぶされる圧縮でシールしているので再利用はできません・・・
3XVはメタルが挟まれているので傷や破れが無い限りレース参戦時は使いまわしてました・・・・
そうしないと1レースで金曜から入って決勝までガスケット代で1万円越えてしまう・・・・
オーナーさんが腰下OHと判断したケース合わせ目のオイル漏れは~
タダの排気漏れですな。
ここからオイルは亀裂でもないと漏れない・・・・
この位置の奥には冷却水のラインだから漏れたとして水しか漏れない・・・
ま~サクッとバラしますが~
エアクリボックスのネジは留まってないし・・・・・
怖いのは32mmのドライブスプロケットがロックワッシャ起こしたら~
指で緩んだ・・・・締めて無かった・・・・・
クランクはサイドクリアランス左右0.5新車が0.45~0.5で使用限度は0.8で
1KTの多くはここが広がっていますがこれはOK~
ですが・・・・・・残念~ベアリングはセンターの2個が野良猫の子猫の威嚇ぐらいの音で~
シャーと鳴ります・・・・・オドメーターが5万超えでしたが実走かな?
なら程度いいと思いますがOHか新品入れ替えですね・・・
ユニットごとにボルトも分けて~
各部点検、洗浄・・・・・・
クラッチは段付き修正・・・・ちょっと虹色に焼けています・・・オイルが少なかったから熱を持ったのかも
ミッションはドグクリアランス、シフトフォーク良好・・・写真忘れた・・・・
1KTの持病・・・・RZやRZRでもシフトシャフトからのオイル漏れの原因・・・・
シフトシャフトの摩耗・・・・
写真下側がケースとの境目のシール部分・・・・ここが砂利とかが噛みこんで削れて段付きになります。
ケースから突き出た部分が長いのでローターカバーで保持しててもテコの作用で負担がここに掛かりますから
ギリ修正でOK?
爪が引っかからなければOK~
肝心の良く破断するシールは~
カッチカチやぞ~
86年式として今年で35歳・・・・・・
そもそもミッションオイルが3~400ccしか抜けなかった・・・・
600ccはいずこへ~?シフトシャフトから漏れて無ければ・・・・
じわじわクランク室が吸って焼いてたんじゃないの?
ミッション焼いたらクラッチ握ってもフルロックですから・・・・・
ホント気を付けてください・・・・
ボルトも磨いて頭はクリア塗ります~
カバーのキズも磨いて軽く塗って~
剥げたシリンダー塗ります~
ケースもオイルストーンで研磨。
ハイ~1/1TZRエンジン組み立てキット完成~♪
組むのは僕で無いので組み立てネタは無いかも・・・・・