動かずに留まっているよりは、動いて失敗した方が良かった。


動いて失敗するリスクもあれば、動かないでただ時間だけが過ぎて、知らない間に色んなものを失っていくリスクだってある。


KCのことをこれでもかってほど好きで一緒にい続けたけれど、今考えるとあの我慢はもうある意味"意地"だったのかも・・・?あたしだけはKCのこと、わかってあげられるんだ、って・・・。


でもね。それじゃやっぱりダメだったんだと思う。


あの時、(多分今も)とにかく広い世界を見たくてたまらなかったけど、男ならなおさら、殊更大きな男になる人ならなおさら、あたしみたいな小娘縛ることにエネルギー使わず、あたしが気後れするくらいどんどん世界切り開いて行ってほしいと思ったの。もし彼女として一緒にいながら、彼が自らそういう方向に進んでいくよう、さりげなく後押しできたら、それがあげまん、なのでしょう。(glamorous姉様、尊敬してます☆)そのときの1107には、残念ながらできなかったのだけど。


さて、わたしはKCと最後の会話をしてからしばらく、決定的なことを何も告げずひとり過ごしていたわけだけれど。KCの時計をこれ以上止めておく訳にはいかない所まできていました。


正直、結局あたしは、KCと一緒にいるべきか、別れるべきか、おかしなことに自分でも最後の最後まで分かりませんでした。



いったいどっちが正しいのか、分からなかった。



でも、ただ一つ分かっていたことは、とにかく変化しなきゃいけないということ。



今のままのふたりでいては、だめだということ。



あたしは思い切って、KCに会い、



そしてその日を最期に、KCの恋人としての日々を、終わりにしたのでした。