何年か前のこと


保育園から帰る途中だったかもしれない




小さな自分の手をみて思った




いつか地球に恩返ししなきゃって





こんなにきれいな

真っ赤な夕日を見せてくれる地球に


ありがとうって言わなきゃと思った






何年かたった今のこと


中学から帰る途中だったかもしれない





何かをなくした空っぽの

自分の手をみて思った




はやく地球から居なくならなきゃって







それでも目の前に広がる


真っ赤な夕日は

何年か前にみたあのときと


変わりなく澄んでいた







僕だけが


居なくなるなんていうのはずるい





すべて背負っている地球に



僕はいつか恩返しをしなければならない






手の小さかったあのころの僕に


僕は励まされる







強くはならなくていいから


せめて


あの時の僕が小さな手で握った希望を




失くさないでいようと思う