HERO
最近の民主党内に渦巻く「反検察」の熱には、特別な違和感を覚える。かつて、僕のおじいちゃんは検察官として、総理大臣と戦ったからである。奇しくも、現在検察に追及されている小沢氏も現職の総理大臣である鳩山氏を操る影の総理とも呼べる人物である。
年が明けてすぐに、おじいちゃんが入院した。病名は「癌」である。幸い、比較的早期に発見したため、数日の入院と抗癌剤治療だけで済んだ。本当に良かった。
僕とおじいちゃんはひとつ屋根の下に住んでいるが、普段はあまり会話をしない。母親やおばあちゃんとはよく話すが、父親やおじいちゃんはいつも静かに僕のやることを見守ってくれて、そして、信じてくれている。「がんばれ」なんて安い言葉より、その期待が何よりも僕の力になる。
おじいちゃんが入院中、おばあちゃんを車に乗せて病院へと向かう道で、おじいちゃんが検察官になった理由を初めて聞いた。もともと正義感は強かったらしいが、一番の理由は「お金がなかった」からである。おじいちゃんは北海道大学出身で、当時は札幌に住んでいたのだが、家が貧しくて、就職活動の際に東京まで試験を受けに出てくるお金がなかったから、初めから自分は頭で勝負すると心に決めていたそうである。そして、東京に来るために、当時から業績が良く、一次面接から交通費を支給してくれる三菱商事の面接を受けて、その足で司法試験を受け、そして合格したらしい。
唖然とした。かつて合格率3%を切っていた司法試験も、断固たる努力の前には恐るるに足らずと自らの人生で証明したのである。そして、検察官になってからはキャリアを重ね、1976年には東京地検特捜部副部長として「ロッキード事件」で国と戦って勝訴し、当時の総理大臣、田中角栄氏を裁くに至ったのである。
新聞の紙面に目をやり、おじいちゃんのことを考える。国、ましてや総理大臣と戦ったときの心情はどんなだったのだろう。鳥肌がたつ。その血が僕にも流れていると思うとなんとも心強い。誇りに思う、僕の“HERO”である。
My Music No.2
WINDING ROAD/BoA Feat.DABO
年が明けてすぐに、おじいちゃんが入院した。病名は「癌」である。幸い、比較的早期に発見したため、数日の入院と抗癌剤治療だけで済んだ。本当に良かった。
僕とおじいちゃんはひとつ屋根の下に住んでいるが、普段はあまり会話をしない。母親やおばあちゃんとはよく話すが、父親やおじいちゃんはいつも静かに僕のやることを見守ってくれて、そして、信じてくれている。「がんばれ」なんて安い言葉より、その期待が何よりも僕の力になる。
おじいちゃんが入院中、おばあちゃんを車に乗せて病院へと向かう道で、おじいちゃんが検察官になった理由を初めて聞いた。もともと正義感は強かったらしいが、一番の理由は「お金がなかった」からである。おじいちゃんは北海道大学出身で、当時は札幌に住んでいたのだが、家が貧しくて、就職活動の際に東京まで試験を受けに出てくるお金がなかったから、初めから自分は頭で勝負すると心に決めていたそうである。そして、東京に来るために、当時から業績が良く、一次面接から交通費を支給してくれる三菱商事の面接を受けて、その足で司法試験を受け、そして合格したらしい。
唖然とした。かつて合格率3%を切っていた司法試験も、断固たる努力の前には恐るるに足らずと自らの人生で証明したのである。そして、検察官になってからはキャリアを重ね、1976年には東京地検特捜部副部長として「ロッキード事件」で国と戦って勝訴し、当時の総理大臣、田中角栄氏を裁くに至ったのである。
新聞の紙面に目をやり、おじいちゃんのことを考える。国、ましてや総理大臣と戦ったときの心情はどんなだったのだろう。鳥肌がたつ。その血が僕にも流れていると思うとなんとも心強い。誇りに思う、僕の“HERO”である。
My Music No.2
WINDING ROAD/BoA Feat.DABO
時代に挑む
「時代に挑む」
あれから2年。世界が変わった、日本が変わった。しかし、自分は変われただろうか。
米国では「チェンジ」を唱えるオバマ氏が大統領に就任した。「世界が変わったのだから、それに伴って私たちも変わらなければならない。」1月の就任演説でオバマ氏は米国民、そして、世界に呼びかけた。
20年前、冷戦が終わって世界は様変わりした。しかし、社会主義に勝ったはずの資本主義はいま、袋小路に入り込んでしまった。時代は、ひどくあいまいで、立ちすくんでいる。
混沌の時代は、僕ら学生にも容赦ない。2年前、大学1年生で描いた夢や希望は現実の課題となって重く圧し掛かる。テレビ局の前を通っては「オレここに就職するから。」と強気に語ってみせたものだ。夢を言葉にすることで、叶えた気になっていた。幸せを語ることで共有した気になっていた。あれから2年。今もマスコミを志している。
「志」とはずいぶん都合の良い表現である。いや、歴史上の偉人や今なお努力をしている人間にとっては適切なのかもしれないが、これまでの僕には逃げの言葉でしかなかった。情けない話である。2年前に買った「マスコミ就職読本」。どれだけ現実のものとして捉え、読めていただろうか。きっと、何かする振りだけしていた。そして、月日だけが過ぎた。
年が明け、就職活動が本格的に始まった。もう振りだけでは済まない。何かしないと、時代の闇は容赦なく僕らを呑み込む。
幸か不幸か、時は公平だ。誰の1日にも24時間が与えられ、8760時間を使いきって1年が尽きる。与えられた時間は少ないが、無いわけではない。必要なのは、「挑む」ことだ。「志す」ことではない。持てる武器を手に取り、果敢に挑むしかない。その先に希望があると信じて。改めて掲げよう、“全力To The Best”。
My Music No.1
手紙~現在~/ケツメイシ
あれから2年。世界が変わった、日本が変わった。しかし、自分は変われただろうか。
米国では「チェンジ」を唱えるオバマ氏が大統領に就任した。「世界が変わったのだから、それに伴って私たちも変わらなければならない。」1月の就任演説でオバマ氏は米国民、そして、世界に呼びかけた。
20年前、冷戦が終わって世界は様変わりした。しかし、社会主義に勝ったはずの資本主義はいま、袋小路に入り込んでしまった。時代は、ひどくあいまいで、立ちすくんでいる。
混沌の時代は、僕ら学生にも容赦ない。2年前、大学1年生で描いた夢や希望は現実の課題となって重く圧し掛かる。テレビ局の前を通っては「オレここに就職するから。」と強気に語ってみせたものだ。夢を言葉にすることで、叶えた気になっていた。幸せを語ることで共有した気になっていた。あれから2年。今もマスコミを志している。
「志」とはずいぶん都合の良い表現である。いや、歴史上の偉人や今なお努力をしている人間にとっては適切なのかもしれないが、これまでの僕には逃げの言葉でしかなかった。情けない話である。2年前に買った「マスコミ就職読本」。どれだけ現実のものとして捉え、読めていただろうか。きっと、何かする振りだけしていた。そして、月日だけが過ぎた。
年が明け、就職活動が本格的に始まった。もう振りだけでは済まない。何かしないと、時代の闇は容赦なく僕らを呑み込む。
幸か不幸か、時は公平だ。誰の1日にも24時間が与えられ、8760時間を使いきって1年が尽きる。与えられた時間は少ないが、無いわけではない。必要なのは、「挑む」ことだ。「志す」ことではない。持てる武器を手に取り、果敢に挑むしかない。その先に希望があると信じて。改めて掲げよう、“全力To The Best”。
My Music No.1
手紙~現在~/ケツメイシ