ONE OCEAN ALL LANDS. -2ページ目

野球は幸せか!

1010月は、埼玉西武ライオンズの今シーズン最後の試合であった。二試合連続で、手の中にあった勝利を満員のファンの中で手放す、ひどい逆転負けだった。

 

試合終了の合図と共に紙吹雪が頭上を舞った。舞った紙は皮肉にも、明日予定していたはずの試合のチケットであった。本日の試合の敗戦が決定し、幻となった試合のチケットである。払い戻しは可能だが、ファンにはお金には代えられない特別な想い入れがあるチケットだったのであろう。目の前の現実と全てを失ったような虚無感がオレの胸を突き刺した。


オレは選手同様、負けることに耐性がある。プロ野球は5割に近い確率で負けるスポーツだから、心を強く持っていないと立ち上がれない。しかし、この日の敗戦は正直応えた。負けたらシーズンが終わる短期決戦でのまさかの逆転負けでの連敗。あとひとつが勝てない、まるで自分自身を見ているようで辛かった。悔しさだけが込み上げた。

 


 ただ、不幸中の幸いであったことは隣に父親がいたことである。父親の言葉に救われた。オレの父親は仕事の関係で海外での単身赴任をしていて、日本にはあまり帰ってこない。この日は母親の誕生日が近かったということもあり、オレが家族を西武ドームに招待した。

 

 試合後、オレががっくりと肩を落としていると、父親は「一番悔しいのは選手自身だよ。」と言って、こう続けた。「この悔しさを胸に冬を乗り越えて、春にベストな状態に持っていくことが選手の義務であり使命。そこに期待しよう。」

 


オレは来年も就職活動をすることがほぼ決まっている。理由は、今年納得のいく企業に就職を決めることができなかったから。原因は過信である。「オレを採らない企業なんて知るかバカ!」という自分本位な姿勢が招いた結果である。人生初めての挫折である。


 父親は海外にいながらも頻繁に連絡をくれてオレの就職活動を応援してくれた。5月におじいちゃんが他界した時も、迷わず就職活動を優先するように言ってくれた。しかし、あとひとつ決め切れず、期待に応えることは出来なかった。

 

 そんなどーしよーもないオレに対して、希望の言葉をかけてくれたのも父親だった。「こんな時代だからこそ、生き急ぐ必要はない。来年になっても構わないからじっくりと自分の夢を追いなさい。」

 

 メールでのやり取りだったが、頭が上がらなかった。年内の残りの2ヶ月、やるべき事をやり、来年の1月にベストな状態に持っていくことは、オレの義務であり、使命だ。もう人から期待されるのを待つのは辞めた。自分が自分に期待できるように努力したい。



“全力To The Best.”本領発揮したいと思う。



さて、野球の話に戻ろう。


野球は幸せか。人それぞれあると思うが、オレにとっては幸せである。プレーであれ観戦であれ、野球は1人じゃできない。自分の球を受けてくれる人がいて初めてキャッチボールは成立するし、球が投げられて初めて打てる。観戦でも、一緒に観る人や、周りにいるファンと喜びや悲しみを共有することで、楽しさは広がる。そんな、一瞬の“運命共同体”を生み出してくれるものが、オレにとっての野球である。だから野球は幸せだ!




MY FAVORITE MUSIC(No.9)

2FACE/NORIKIYO Feat.BES ☆☆☆☆☆


MY FAVORITE MUSIC(No.10)

Life is beautiful/Miss Monday feat.キヨサク Salyu SHOCK EYE ☆☆☆☆☆


MY FAVORITE MUSIC(No.11)

The R/RYUZO ☆☆☆☆☆

ピエロスタイル

ピエロスタイル

言葉は爆弾です。



HIP-HOPは実に正直だ。リアルを吐く。

J-POPはまるで虚像。無責任に夢を背負わせる。

音楽のはなし。




鏡は実に正直だ。リアルを映す。

プリクラはまるで虚像。無責任に夢を見せる。

容姿のはなし。




人生は実に正直だ。それがリアル。

ネットはまるで虚像。無責任な言葉が集う。

世界のはなし。




だけど、人間は嘘つきだ。リアルを拒む。

現実を否定して「夢」という言葉に逃げる。

プリクラに写った自分を愛し、それがリアルだと信じ込む。ネットでは好き放題発言して、現実では人前に立てない。




逃げるのは実に簡単。大抵のヤツがそう。

現実と真正面から向き合って生きるってすごく難しい。




たぶん、日本の教育で、小さい頃から逃げるように教え込まれているんだろうな。小学生の頃、ブスに「ブス」って言ったら怒られて、デブに「デブ」って言ったら怒られた。いじめでも嫌味でも何でもなく、個人として正直な感想を言っただけなのに怒られた。




大人たちは「嘘をつくな」と言うクセに、嘘をつかなきゃダメなんじゃないかって学んだのを覚えている。




そのクセに、小学生の頃、クラスや学年の親達の間でのオレに対する陰口はバッチリ伝わってきた。オレは全部の言葉を受け止めた。「問題児」、「鬼畜」・・・上等だった。だって鬼畜から優しくされた方が嬉しいだろ?笑




オレには、ブスな子に「○○ちゃんかわいい~ッ!!」って言いながら笑顔で近づく、そいつよりずっとかわいい女たちの方がよっぽど酷く思えたし、恐く映った。




「○○くんはとっても福よかな体型よねッ!!」と言って肥満児を褒め殺す大人たちの方が酷く思えたし、なんて無責任なんだと思った。





そんな大人にはなりたくないと本気で思う。

だから、ブスには「ブス」で、かわいいヤツには「かわいい」と応えたい。恋人、親友、上司・・・相手を選ぶつもりはない。むしろ、大切な人ほど、絶対に嘘はつきたくない。




鏡とプリクラ。どっちと向き合って生きるかは本人次第。

1番を目指すか、適当なヤツで妥協するかも本人次第。

自分を高く持つか、安売りするかも本人次第。







まっ、勝手にしようぜ(^^)♪







MY MUSIC(No.8)

ピエロスタイル/JUSWANNA

☆☆☆☆☆






HEAVEN

おじいちゃんが亡くなってから7日目を迎える。
オレのおじいちゃんについては、以前『HERO』というタイトルで記事を書きました。
死因は食道癌。享年79歳、明日で80歳を迎えるはずだった。
世話になったなぁ・・・感謝しています、心から。

オレの部屋の真上にあるおじいちゃんの部屋。ベッドに寝転がって天井を見上げる。
もうこの部屋から足音が聞こえることはないのか。
そう思うと、少し寂しいな。

新聞に載ったおじいちゃんの死亡記事。
改めて偉大な人の死を実感する。
家族だけじゃなく、社会に対しても大きく貢献した人だったんだなと思う。

こうして天井を見上げて、おじいちゃんのことを考えていると思い出すことがある。
お正月、毎年何百通と届くおじいちゃん宛の年賀状。
同僚や後輩の検事や弁護士からのものもあれば、犯罪の被害者や更生して社会復帰した元加害者からのものもある。みんな敬称を「先生」とつけていて、子どもの頃は、我が家に先生なんていただろうか?と疑問に思っていた。

それらの手紙をおじいちゃんはただ黙って、1枚いちまい読んでいた。
物静かで、感情をあまり表に出さない人だったけれど、嬉しかったんだろうな、きっと。
わかるよ、孫だから。

真面目で勤勉だったおじいちゃん。そんなあなたから唯一オレが譲り受けた向き合う力。
自分がどんな状況であっても、そこだけは大切にしたいな。

企業や上司という力に屈しているような人間にはなりたくないし、ゴシップ満載の安っぽい大衆紙みたいな人間にもなりたくない。理不尽なことに頭下げる気もない。女や友達に媚び売るヤツなんて、「あんた前世ウジ虫か?」って本気で疑うよ。

それが社会性っていうならそんなもんハナからいらねぇよ、ハゲ!!


さて、どう生きようか。


MY MUSIC(NO.7)
砂時計 feat.NORIKIYO/G.CUE
☆☆☆☆☆
生まれた理由わかりゃしねぇが1つだけ確か、金持ちもクズもいつか死ぬ。