「え、出しちゃったの?」

あっつあつの御守りを顔面にぶっかけられて、私は浴槽の中で固まった。薄目をあけると、まっ赤な頬で聡ちゃんがこっちを見ている。

「えーー、また洗わなきゃいけないじゃん。」

私はわざと聡ちゃんを責めたてるような鋭い声を出す。


「ごめん、ガマンするつもりだったんだけど。」私が怒っていると思っているのか、聡ちゃんは弱々しい声を出す。同時に、私の手に握りしめられた彼のペニスも、すごすごと縮んでゆくのが分かる。


「どうして、顔にかけたの?わざとでしょ」

目を閉じたまま聡ちゃんを問いただす。

「…。それも少しはあるけど。…っでも、一番は結菜がどんどん上手くなってるから。我慢できなかった。」

その答えを聞いて、私は勝ち誇ったような微笑みを浮かべる。

「そーなんだ。分かった。じゃあ、この貸しはどーやって返してくれるの?」

私の意図を汲み取ったのか、私が握りしめたペニスがふたたび膨れ上がってきた。