｢西へ｣ 四国巡礼
1章 旅立ちのとき
2章 春映えの道
3章 思い出めぐりて
そしてふたたび旅へ
篠笛の独奏曲
荒井ひとみ作曲集CD 2の5
「曲想」
(以下画像お借りしてます)
四国巡礼 第28番 大日寺 山門
(想像で 祖父母 の姿を書きいれてみました)
ちなみに ｢大日寺の御詠歌｣は
露霜と 罪を照らせる
大日寺
などか歩みを
運ばざらまし
この「西へ」と題した曲は
今から 約９０年以上前の
私の 母方の ｢祖父母｣のことを
題材に 作曲しました
((1章)) 🎶旅立ちのとき
北海道に住む 祖父は
若い頃 大病を患いましたが
お大師様(弘法大師 空海) への
信仰のおかげで
病気が治った と信じていました
もともと 北海道の この地域は
淡路島からの 入植者たちにより
開拓された所です
住民の お大師様への信仰は
今も たいへんあついです
祖父には 7人の子供がおり
一番下の子(私の母) が 10才の頃には
上の 3～4人の子供たちは
すでに立派な 働き手で
家業の 牧場の 馬や牛の世話は
安心して まかせられました
日々の家事も 子供たちだけでも
しっかり やれてました
だから 家のことは 安心して
奥さん(祖母) と 子供たちに
まかせられるようになると
自分が長い間 思い焦がれていた
「四国八十八ヶ所 巡礼の旅」 に
出る 決心がつきました
当時は まだ 蒸気機関車が
ようやく 走りはじめたころで
北海道から 四国まで
何度も 順調に乗り換えても
5日以上 かかったはずです
いよいよ四国巡礼へ
それは 家の玄関を 1歩 出たところから
「西へ」の旅は 始まります
出発の 直前までの 心配ごとも
いざ 歩きはじめると
きっと ただ ただ 嬉しさに
心が はずんでいたことでしょう‼️
((2章)) 🎶春映えの道
祖父は 念願の 四国巡礼の
旅をしていましたが
巡礼の途中で
北海道に 戻ってきました
巡礼の旅は とても幸せ
だったのでしょう
そして 自分だけ幸せで
いいのか？ と 思いつめたらしく
多分 巡礼の途中の 港から
大阪行き？の 船に
乗ったんだろう と思います
そして 2年後
今度は 祖父は
祖母 を連れて
二人で 四国に 旅立ちました
祖父は 信仰あつい祖母を
どうしても 巡礼に 連れていって
あげたかった のでした
四国から 北海道まで
ひきかえすのに
たとえ 5日 かかっても
なんとしても
祖母に 四国巡礼を
させてあげたかった のでした
それにしても 私が
驚き😳 感心😌 するのは
子供たちだけを 家に残して
夫婦二人して 2ヵ月以上も
旅をしていたことです
たしかに 子供たちだけで
牧場の仕事も 家事も
しっかり こなせていましたが～
そうして 夫婦二人が
北海道から 四国まで
長い長い 蒸気機関車 の旅と
二度の 船の旅 をへて
ようやく 四国の地に 上陸した時
日差しが どれほど
眩しかったか‼️
北海道の人間には
あの 春の光の 眩しさは
切ないほど 感激します
そして これから歩く遍路道は
黄色やピンクの花が 咲き乱れ
農閑期の 雪と氷の世界から来た
白装束の二人にとって
巡礼の旅が
陽の光と 花々に つつまれて
どれほど 幸せで
楽しかったか‼️
二人の幸せそうな笑顔を
はっきり想像できます
( ￣▽￣)
((3章)) 🎶思い出めぐりて
そして ふたたび旅へ
私が子供の頃
祖母は 年に数回 我が家に来て
1週間ほど 泊まっていきました
そして 四国巡礼の 思い出話をしてくれました
私の母 いわく
祖母は ものすごい記憶力があり
札所をすべて 覚えていたそうです
その話しを聞いていた私の母も
後年 四国巡礼の旅(バスツァー)で
八十八ケ所をまわってきました
私が 祖父母の 巡礼のことを 思い出すとき
祖母の 話す姿と
私の母が 話す姿が
重なります
そして 祖母も 母も
一つの札所の 話が終ると
そこから 次の札所への 旅の話し へと
つづく のでした
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ちなみに 以下の写真は
近年 私が徳島に行ったときに
四国巡礼の 札所1番にて 撮影したものです
霊山寺(りょうぜんじ)
「手書き楽譜」
🎶ユーチューブ
① 篠笛荒井ひとみ
CDに録音の 荒井作曲53曲を 無料で聞けます
下↓ の枠内をタッチ
｢全曲の一覧｣は
ホーム× ではなく 動画〇 か 再生リスト〇 にて
https://www.youtube.com/channel/UCcJtUTVJ2O1iMdUrPvJ7Wqg
② 荒井ひとみ篠笛
｢スマホ動画｣をユーチューブにUPしたものです
🦉
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