丸い顔と大きな鼻とても愛嬌のある表情で、さながらムーミンなのはチェコスロバキア製のL410、1971年から路線に使用され始め500機程がまだ飛び続けています。

まあるく短いずんぐりした曲線で構成された胴体に対し、直線的な細い主翼と後退角のついた大きな垂直尾翼、とても素敵なフォルムです。

航続距離、積載量を増加し、最新の電子機器を搭載した改良型410NGが2018年から生産されています。

こちらは鼻が伸びてちょっとムーミンらしからぬ顔つきになってしまいました。

 

 

 

勇壮なエベレスト山脈を背にしたテンジン・ヒラリー空港で下り勾配の滑走路を飛び立つL410。

世界一危険と言われている標高2860mにある空港ですが、エベレストを一目見ようと年間10万人以上が利用しています。

朝の時間帯三時間ほど、ネパ-ルの首都カトマンズからの飛行機が3分間隔で着陸し早々と乗客を降ろし15分後には再び飛び立っていくという光景が何度も見られます。

仏様も危険な離着陸を見守っています。