「尿路結石20XX~その②Don't wanna cry~」

こんにちはヾ(。`Д´。)ノ

尿路結石その②いくわよー!?


どん
どん
どん

どん
どん
どん
どーこへでもー続く道があるー
いつの日かI'll be There I'll be There I'll be There~………


安室歌っちゃいそうになるくらい痛いわけ!
痛みがペインでおかわり!!
(爆笑)

痛いのよー!!

「おーい!!」

私は階下の旦那に聞こえるよう、
できるだけ声を張り上げた。

いや、階段とか全然降りれるし、
歩くこともやぶさかじゃない。

でも。

こう、下に降りれないくらい重症!
って思わせると、色々とやりやすいなと。

こんな朝早く(AM4:30)に起こされて、しかも病院連れてけって言われるんだから、
旦那も超不機嫌なハズ。

できるだけ重症アピールしとけば、

「大丈夫か?歩けない位酷いのか?
今すぐ病院行こうな??」

ってなるはずだし。

なんだかんだいっても、旦那も人の子だし。
てか、私の息子の父親だし。

てな思惑込みで、

「おーい、痛いのー」

って2階の自分の部屋から大声で呼んでみた。

数回。

イヤー起きなくてね!全くもって!

一切物音しないの、一階から。
ねずみすら起きてこない。

「なんかねー痛いのー。右わき腹あたりが
猛烈な痛みに襲われてるのー」

なんて。

事細かに症状をお伝えしたんだけども、
根こそぎ無いのね?

レスポンスが無い。

寝てるわけよ、がっつりと。

嫁がこんなピンチに襲われてるのに!

もうそれとも安らかに永眠されてんの? 

コイツは虫の知らせとかそういうの皆無?
大丈夫?

うぅ………!!

どんどんどんどん!!

痛みはもう最高潮のFFF!!
(フォルテッシッシモ)
きわめて強いわけ。

で、作戦変更して。

1階に降りたね。私クラスになると。
だって起きねーし。

「痛い。痛いから病院連れてって?」

まだまだ安らかに眠り続ける旦那に、
つぶやいてみた。

こうすんごい弱ってますアピール全開で。

今にも倒れそうっていうか、下手したら
危篤レベルのアピり具合。

「あぁん?」

いきなり起こされて超不機嫌さん♪
マイダーリン♪


「いや、あの、わき腹がすごい痛い。
たぶん尿路結石だと思う………」

ホラ!大変なの!今すぐ病院連れてって! 
って意志を示すために、

その場にへたり込みながら言ってみた。

「あーん?尿路結石ィー?」

まだまだすんげー面倒くさそう、ダーリン。


あのねー、確かあんた私の旦那だったわよね?記憶をたどれば。忘れたとは言わせないわよ?息子の誕生日が11月だから、仕込みはそうね、その年の2月かしら?あんたの種で生まれたかわいい息子を産んであげた大事な嫁がこんなに苦しんでるのに、まだ渋るか?あぁん?いつかあんたがボケまくっても私は耳そろえて面倒見ないわよ!?この際だから言わせてもらうけどね、あんたの足の臭さを新婚からどんだけ我慢してきたと思ってんの?えぇ??だいたい足から納豆のにおいがするってどうなのよ。あんたの足は納豆工場か。おかめか。おかめ納豆か。あぁん?


くらい言い返しそうになったけど、
マジで痛いし、

「そう、だから連れてって……」

くらいしか言えないの、私!!(爆笑)


くそー!!元気だったら5時間
ぐらい文句言ってやんのに!!

「パパ、連れてってあげな!!」


緊迫する私たちを見かねた息子の言葉。

もうやっぱり息子産んで良かったー!!

「わかった…………」


息子の言葉には一切逆らえない旦那。


渋々引き受けるも、どこの病院に
行っていいのかわかんない。

はい、でました、こういうときの
タウンページ!

確か救急病院一覧みたいなのも載ってた!
って、

電話帳からピックアップした一番近い
救急病院に電話してみたわけ。


「あのーすいません………おそらく
尿路結石なんですけど、そちらで
今から診てもらえますか?」

「少々お待ちください」


あぁ助かった……
これで痛みから解放される……
また痛み止め打ってもらおう!



って、痛いながらも安心してたら。



「お待たせしました。本日当直の医師が
皮膚科になりますので、尿路結石の
患者様はちょっと………」


だって(爆笑)


皮膚科て(爆笑)


なんの因縁なの?(爆笑)
 

でも痛みはボルテージMAX!!

あんた当直している割に湿疹くらいしか
診れないワケ?あぁん??
お前はムヒか?痒み止め医師なの?
(余りの痛みに言葉がアレです)

*全国の皮膚科ドクターごめんなさい。 
でも受け入れ拒否しないで?


「こういう時は、119番に電話して
受け入れ可能な病院があるかどうか
聞いたほうがいいですよ」
と。

よっぽど患者たらいまわしに手馴れてるのか、的確なアドバイス。

それどころじゃ無かったのよ!!怒

その言葉どおり、119番にかけたら
懇切丁寧に病院を紹介してくれた。

どんどんどんどんどん!!

痛みはその間も引く気配全くなし。

私は旦那の運転する車に転がり込み、
一路病院へ。

どん
どん
どん
どーこへでもー続く道があるー
いつの日かI'll be There I'll be There I'll be There~………


てかどこへでもじゃなくて、今は病院!
早く病院に続いて!!


あまりの痛みにDon't wanna cryっていうか、


ちょっと涙ぐんでる私を乗せて車は 
ひた走るのであった。



「尿路結石その③~Chase the chance~」へ続く

次回もお楽しみに!!笑


美優