……………………!!!!!!



どうなってんじゃこりゃ~~~~!!!!!



入ってきた男を見て、




私、失禁寸前!!






こいつ私の弟の友達ですし!!!


初めましてもクソも味噌も

ありません!


ご丁寧に弟と保育所からずっと一緒だっつーの!!


こいつの事は死ぬほど知ってるし!!てか面倒みたし!!



でかい図体してる割りに


朝礼で倒れた数は


天文学的数字なことも、




初体験がどんな感じだったかも、


そのうえ子供同士風呂も一緒に


入ったことあるっつーの!! 

(in素敵なお泊まり会)





ひゃだ!!!


私としたことが取り乱してしまいました。



隣でニヤニヤしてるT哉たち。



こいつら…………!!




どうも健吾も騙されてるらしいのです。



私が保育所時代からの弟の同級生の


「姉ちゃん」 


だとは気づいてない様子。



大人になってから会うのは初めて

でしたし。



いや、でも普通気づくだろ??



あぁ天然のこいつがうらめしい!!



テンションだだ下がりの私。



今すぐ帰りたい。

帰りたいのです。



こいつらと過ごす休日に何の意味が

あるんでしょう。

 


こんなことなら、ピザの宅配とか

宅急便の兄ちゃんに一縷の望みを

かけながら、だらだら部屋で



過ごしてたほうがまだ有意義でした。



「どうもよろしく」


「ハイ。よろしくです」



私、一応、残念声封印。



5オクターブくらい高くしてみた。



健吾、目がキラキラしてる。

 


どうせ、



「尻の軽いの来るから楽しみにな?」



くらいのこと吹き込まれたはず。





一言一句間違いじゃないわ!!!???


羽毛のような尻ですが??!!!



ダウン??そうね??!!ダウン100%尻ですが??!!!



でも健吾のためにその尻使うつもりはないの!!!

(あら下品)



周りの奴らは必死で


笑いを噛み殺しております。

 



こいつら……………!!!!!!




マジでこいつらーーー!!

(↑↑↑言葉にならない。)


 




……………………………!!!




でも。


でも??



(………このまま……騙し続けちゃう?いっとく?)




健吾の笑顔を見ながら、私の脳裏に



悪魔の様なひらめきが!!

 



ちょっと面白い事に変換しようと

 



チャレンジする私  



嫌です。(涙)





続く!!



次回、最終回です!!


 


お楽しみに!!(涙)





美優