今月来月と
「超」の字がつくほど忙しい夫は
休日も返上の出勤なので
「休日は旅行へでも遠慮なく行ってね」
と言われているのを受けて
思いついた今回の奈良小旅行。
本当は≪正倉院展≫の開催中に行きたかったのですが
息子の学校のお休みにどうしても宿が取れず、
でもこの三連休にお部屋を確保できただけでも
上出来かもしれませんね。
今回宿泊した奈良ホテルは
明治42年の創業で
この17日に100周年を迎えられ
古き良きその姿がとても美しいホテルです。
こちらのホテル
館内には至るところに
高名な画家・書家の作品が飾られていて
本館を入ってすぐのフロント前に
上村松園氏の作品≪花嫁≫がさりげなく。
フロントでチェックインを済ませた後
スタッフに丁寧に案内され
赤いじゅうたんが敷き詰められた階段を上ると
ギシギシかすかになる足音がもう別世界。
お部屋は226のデラックスツイン、
角部屋になるので窓は2面で
広さも40㎡ほどあったので
とても開放感を感じましたよ。
今回はベビーカーを持参しての旅でしたが
お部屋の中にも余裕でベビーカーが入れましたし
クローゼットもバゲッジ置き場も広々していて
長期滞在にも対応できそうですね。
浴室はバストイレが1か所になるタイプですが
とても広々していて
シャワーブースがあっても良さそうな
デッドスペースもあったりして。
洗面台に拡大鏡は無かったですが
鏡が大きく2方向に貼られていたので
見やすくとっても便利。
珍しいラタンの2段バスケットが
何だかレトロな雰囲気なんだけど
実質的でとっても便利でした。
バスタブも洗面台も
湯量は豊富で不自由しませんでしたが
温度がちょっと不安定気味だったのが残念![]()
その代り、シャワーカーテンがとても肌触り良く
ずっと不快感なく使用できましたよ。
アメニティはオリジナルのデザインで。
シャンプー・リンスは資生堂。
客室の全館リノベーション済みということですが
ところどころに古いものも垣間見られ
バスルームの洗面台の蛇口は今時珍しい形、
客室の電話も今時ダイヤル式!
何度か使用しましたが
その度に久しぶりに回すダイヤルにドキドキ![]()
お茶周りは
電気湯沸かしポットと冷水の入ったポット
お煎茶の缶がセットされているのみで
バーコーナーもなく
ドリップ式コーヒーが有料ですが置かれている程度。
お部屋はちょうど荒池に面した
眺望の良い側で
うっそうと茂る木立が無ければ
奈良公園も見えるのでしょう。
すぐそばを大きな幹線道路が走るので
若干走行車両の音が聞こえますが
私には気にならない程度です。
夜にはライトアップされるお庭の木の向こうに
興福寺の五重塔も望めました。
ベッドに寝転ぶと
ちょうどパーラー部分が目に入り
朝はそこからの木漏れ日が、
夜はちょうどお月さまが見えて
昨夜は上弦のお月さまが
真っ暗なお部屋に青い光を届かせていました。
実は6~7年前にもこちらへ宿泊したのですが
その時は夫の陸上の試合もあり
息子もまだ小さかった頃なので
あまりゆっくり滞在した記憶が無く
今回久しぶりに伺って
子供二人が慌ただしいながらも
ゆったりと流れるホテルの時間に
ようやく身を置くことができました。
夜遅く廊下に出ると
キーンと冷え込んでいる空気が広がり
歩を進めるごとにミシッとなる床、
かすかに波打った窓ガラスに走る小さなひび割れ、
あちこちに置かれる防火の赤いバケツと
15分ごとに時を刻む大時計の鐘の音。
ボーッと一人過ごしていると
昔に迷い込んでいても不思議ではない
そんな気持ちがしてくる
館内に満ちている空気と時間に癒される
そんなホテルでした。













