★仕事の原稿を後回しにして、
 興奮を抑えるために書きなぐっているので
 乱文誤字脱字等々、ご勘弁いただきたい。
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日本シリーズ前の僕なりの素人分析。
大好きな日本ハムは、大エース大谷投手で初戦を落とすとその雰囲気を戻せないが、
広島は初戦で成績的なエースジョンソン投手が負けても、
第三戦の精神的支柱黒田投手で立て直せる可能性があるのが怖い。

そして、第一戦を大谷投手で落とす。
さらに、打者大谷がいない第二戦も続けて落とす。
日本ハムの0勝2敗。

今日の試合前の時点での僕の再分析は、

今日を落とすと、いくら日本ハムびいきの僕でも、
「逆転日本一」の言葉は出ないなあ
でも、黒田投手を打って、札幌ドームの初戦を勝てば、、、
この文章のトーンでも解るように、かなり弱気。

二連敗のムードを変えられるのは、
四番打者中田翔選手と、打者大谷選手。

今試合が終わった。

凄い試合だった。

黒田投手の最後になるかもしれない試合。
初回の打者大谷選手の二塁打からの先取点。
これで、日ハムに勢いが、、、直後、広島エルドレッド選手のホームランでカープ逆転。
鬼気迫る黒田投手のピッチング 。
両チーム点が入らないまま進む試合。

黒田投手勝ち投手の権利を残したままリリーフへ。

広島の「このまま黒田投手の勝ちを守りたい」と言う気持ちが伝わる。
プロ野球では、助っ人と言われ、 日本人選手とは壁一枚ありがちの外国人選手、
にもかかわらず広島ヘーゲンズ投手もそいいう気持ちでやっているように思えた。
今村投手も勿論そう見える。

嫌な雰囲気のまま八回の裏。
依然として、1−2で日本ハムが負けている。
ファールで粘って粘って四球出塁が得意技の中島選手が粘って粘ってフルカウント。
見送った高めのカーブ。僕にはストライクにもボールにも取れる球に見えた。
が、判定はボール。四球でノーアウト1塁。
送りバントでワンアウトランナー2塁。
外野フライでツーアウト2塁。
ここで、三番バッター大谷翔平。
敬遠の四球。

何だこの空気は。
ここまで大谷選手は二本の二塁打を放ち絶好調。
野球好きは皆、この作戦仕方なしと思っていると思う。
が、自分の前打者が敬遠される四番バッターの気持ちいかばかりか。

中田翔選手、ここまで決して好調とは言えない。
ツーアウト1、2塁。
もう、恐怖映画を見ている女の子のように画面を見るのが怖い。
初球の落ちる遅い変化球。気合が入りすぎた時の中田選手が空振りする球。
でも、振らない。何か一ランク上の燃え方をしているようにみえる。ワンボール。
次の球もボール。ツーボール。
三球目を痛打。強い低い打球はレフトへ。
前進するレフトのギリギリ前に打球は落ち、弾み、そのままフェンスへ点々。
逆転タイムリーツーベースだ!

結果論で言えば、外野手が「ヒットは仕方無し」と無理せず処理すれば
2−2の同点ですんだのかもしれない。
でも、そこに僕は野球のドラマを感じてしまう。
それが思い過ごしだとしても、それを感じることが僕の野球観戦だ。
あの時、レフトを守る松山選手の頭のなかに
黒田投手の勝ち投手の権利がよぎったのでは?

狂喜乱舞する僕。しかしテレビ画面の中、
二塁ベース上のヒーローは、ニコリともしていない。
「バットの先だった、ホームランにできる球だった
 四番の、パ・リーグダントツ打点王のプライドを傷つけた
 代償はこんなもんじゃないけんのう」
とでも言っているかのようで、、、勿論僕の妄想だ。

なにか贔屓チームの終盤大逆転以上のものを感じた。
そして、その次の回そんな感情が飛んで行く。

今シリーズ、日本ハムのストッパー、
守護神のマーティン投手が怪我で不在。
余談だが、僕は今シーズン、名古屋ドームででマーティン投手を見て、
「すげえのが来た!彼がいれば行ける!」と思ったほどの抑え投手だった。
最後を締める投手が決まらないまま、
今日は本来中継ぎの谷元投手がマウンドに。

心配症でいつも後ろ向きの考えの僕の嫌な予感が的中する。
先頭の鈴木誠也選手がいきなり三塁打。ノーアウト三塁。
そこにエルドレッド選手。
当たればホームラン。いや、かすれば外野フライ。
身長196センチ体重122キロのエルドレッド選手対
身長167センチ体重72キロの谷元投手。
鬼に立ち向かう一寸法師の絵巻物。
金棒を振り回す赤鬼に研ぎ澄まされたボールを投げ込む。

命がけの対決は167センチに軍配が上がる。三振でワンアウト。
そしてバッターボックスには、件の松山選手。
守備のミスを取り返したい、そして初戦大谷投手からホームランを打った松山選手。
燃えないわけがない。依然として後ろ向きで嫌な予感。

高い高い内野フライ、ツーアウト。
ここで、僕は夢を見た。後ろ向きな僕が
「これはいけるんじゃないか!?」と思った。
その次の瞬間「お前に希望は似合わない」とばかりに
初球、8番バッターの安倍選手の打球が1,2塁間を無情にも抜けていった。
土壇場で同点。

僕の中で今日の試合のハイライトは
中田翔選手の逆転2塁打だったはずだ。

僕の思惑通り試合が終わっていたら、
直後の報道ステーションで
中田翔選手の映像をふんだんに使い倒した後で、
安倍選手の凡退の瞬間をさっと映し、
「最終回ノーアウトランナー三塁のピンチを谷元投手がしのいでファイターズの、、、」
とアナウンサーが〆るダイジェストを喜びいっぱいで見る予定だった。
それがまさかのもう一山。

テレビ観戦をする上でのエネルギーの配分に失敗している。
もうぐったりだ。

谷元投手は、その後を踏ん張り、その後はバース投手が粘るのだが、
あまり細かくは覚えていない。

僕のエネルギーは空に近い。
10回裏。最後のエネルギーを振り絞ることにした。
たかがテレビ観戦でエネルギー云々ってなんだって話だが。

この回は、一度は逆転した8回と同じ。
粘り男、中島選手からの攻撃。ここに期待するしか無いんだ。
、、、その中島選手が空振りの三振。当たらない。粘れない。

前の回から広島のマウンド上にいる大瀬良投手は、
今シーズン僕が見た中で一番良い調子なのではないかと思った。

しかし、次の打者、西川選手がフルカウントから四球で出塁。

続く、途中出場の陽岱鋼選手に期待するも、三振でツーアウト。

ここで打席には大谷選手。
初球ファール。2球目ボール。心臓が止まりそうだ。
もし録画をしている人がいたら、この場面をもう一度見て欲しい。
大瀬良投手は、ここで一塁ランナーの西川選手を気にしている。
捕手の石原選手も、尻をあげ、西川選手の足を警戒している。
西川選手は一昨年の盗塁王、今シーズンもパ・リーグ三位の盗塁を数記録している。
バッテリーは冷静だ。

なのに、1塁ランナーの西川選手はスタート、速い球を大谷選手は空振り
すぐさま石原捕手は二塁に送球、審判の両手が横に広がりセーフ。
西川選手は二塁を落とし入れた。心臓に悪い。
ツーアウトランナー二塁。

となると、次の問題は「敬遠はあるのか?」次打者は中田翔選手。
敬遠をした先程の結果は上に書いた通り。
盗塁の際の空振りでツーストライクをとっている。
ベテラン捕手の広島石原選手が体全体を使って
「投げ込んでこい」のゼスチャー。勝負なのか?

大瀬良投手が投げ込んだのは、インコースのボール球。
きわどいボール球を続けて、見逃され続ければ四球で良し、無理に手を出せば打ち取れる
と言うリードなのか。
そのボール球を大谷選手が振る
「手を出してしまった!」と僕は思った。

打球は1塁手の横を瞬く間に抜けていく。
西川選手が三塁を蹴ったホームへ。
打った大谷選手が一塁を駆け抜ける。
日本ハムのサヨナラ勝ちだ。

栗山監督の目が潤んでいるように見えた。
僕の目は。

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仕事の原稿を今から書くので
読み直したりしません。
中2の頃、夜中に書いたラブレターのようになっているかもだけど
しかたなし。ホント失礼。