ちんちん電車中心の生活をしていた
小学生時代。

町屋駅前、王子駅前、大塚駅前
という、他の電車に乗り継げる電停は
大メジャーの別格扱い。

あ、路面電車のない地域の方には「電停」わかりませんね
「電車の停留所」で「電停」
それこそ小学生時代は僕も理解しておらず
都電っていう電車の駅なのになんで
「王子駅前」って名前なんだろう?
って疑問に思ったものです。
「バス停」と同じレベルでの「電停」

中でも、大塚駅前は、家から一番遠かったことと
山手線と乗り換えできたことと
東京12チャンネルでやっていた、結婚式場「角萬」のCMで
「おおつかぁ!かどまーん!」って声高らかに叫んでいたのとで
大大メジャー。
たまに訪れると「ここが、おおつかぁ!かどまーん!の大塚かあ!」
とワクワクしていた。
たぶんこの話通じるの、アラフィフ東京下町育ち限定だろうな。

角萬はなくなってしまったが、今もなお残っている
大塚の懐かしいスポットというと
「おにぎりのぼんご」
その名の通りおにぎり屋さん。

でも、皆さんが今想像したのとはたぶん違っていると思う。
ぼんごはカウンターで握ってもらったおにぎりを
店内でお味噌汁とお茶と一緒に食べるお店なのです。
半裸のお姉さんがおっぱいの谷間で握ってくれたりもしませんよ。
って誰も想像してないって、エロいのは。

ありとあらゆる種類の具があって
注文したその場でカウンター内の職人さんが握ってくれる。
新米が入ると「新米入荷!」って貼り出して
待ってましたとばかりにお客さんが押し寄せる。
「ベーコン」「うにくらげ」「チーズ」
1個のおにぎりに二つまでの具を入れられる。
その中でも、少年時代にあこがれたのは
なにもいれない「銀シャリのおにぎり」

大人が食べてるんですよ。うまそうに。
これがなんかかっこよく見えたんですよ。
でもいかんせん子供って、たまにしか行けないぼんごで
具なしを選択する勇気がないんですよ。
「鮭」と「納豆」と「明太マヨ」「ベーコン」外せない、、、
次に来た時も「うにくらげ」「チーズ」「牛すじ」、、、「カレー」いっちゃう。

護国寺にこのぼんごの姉妹店?
(開店した時は「ぼんご弐」って名前で、今はいつの間にか名前が変わっているので
 何か事情があるかもしれない。ま、ぼんごに負けず劣らず美味い)
「ぼんたぼんた」の前を通ったので
買っちゃいましたよ!銀シャリのおにぎり!お持ち帰りで!

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いやあ、大人になりましたよ私も。
美味いっす。