今日のゲストは、レスリング日本代表総監督栄和人氏。
トークも輝いておりました。
「も」ってどういうことだ。

リオオリンピック女子レスリング代表選手の

登坂絵莉選手(48kg級)
吉田沙保里選手(53kg級)
伊調馨選手(58kg級)
川井梨紗子選手(63kg級)
土性沙羅選手(69kg級)
渡利璃穏選手(75kg級)

全階級が至学館大学で、
栄監督の元でレスリングを学んだというスゴサ! 

で、僕がしつこく話していたドラマチックな状況をおさらい。

川井選手の階級はもともと58kg級で、
この階級にはオリンピック三連覇中
「もう一人の怪物」伊調馨選手がいる。

栄監督曰く「伊調と互角に近い形で組みし得るのは川井位のもの」
と言う程の実力者である川井選手。
本人も
「打倒伊調選手を目標にしてきたし、
 できることなら伊調選手を破ってオリンピックに出たい」 
と言ってはばからない。

そんな中、栄監督の決断は、川井選手を63kg級に上げること。

悔しさを噛み締めながら、
川井選手は全日本選手権63kg級で
アジアチャンピオンの渡利選手を破り、世界選手権へ。
一方、今度は渡利選手は、このクラスからはじき出されることに。

渡利選手、ひとつ上の 69kg級には
2014年世界選手権2位、
2015年3位の土性選手がいる
渡利選手は、さらに階級を一つ上げて
75kgへのチャレンジを余儀なくされる。

ひと階級違うだけでもかなりの差があるという格闘技の世界で2階級
10キロ以上体重を上げて、それ以上の外国人選手と当たることになる。

不安でいっぱいの渡利選手に栄監督がかけた言葉が

「いろんな偶然が重なってお前が代表になったんだよ。
 渡利璃穏(わたりりお)って名前のお前がリオにでることになるなんて
 運命みたいなものだって思わないかい?悔いのないように頑張れ(大意)」

普段からダジャレや冗談の好きな栄監督。
こんな素敵なシャレがあるだろうか。

ここまでの話は、以前このブログでも触れた
名古屋テレビ「スポケン!」での取材と
今日の「伊集院光とらじおと」のゲストコーナーでのトークを
総合して書いている

実はもう一つ階級かぶりがあって
22歳、世界選手権三連覇中で
48kg級代表のの登坂選手も
本来53kg級で出てもおかしくない選手。
でも、53kg級には、、、

その場に当事者二人がいる状況で
冗談っぽく振ってみた

僕「登坂選手はなんで53kg級ででないんですか?」
登坂「だって、、、」
吉田「どうして?どうして?(笑)」
登坂「(笑)」
僕「怪物がいるからでしょうよ!」
一同爆笑

この雰囲気の良さこそが
至学館の強さの秘密かもしれない。

そうそう
この文章の冒頭の「トークも」の
「も」の意味ですが、

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トークも人格もということですね。