撮影に行きたい。けど、そろそろ引き伸ばしプリントもやろうか。そろそろネガもいっぱいだし...。

 

 なんて思いつつも、最近の疲労度からなかなか撮影すらおぼつかいない日々を過ごしてます。

 

 

 ところで、「引き伸ばしプリント」をやろうと思うと現像薬品もそろそろ作り直さなきゃだし、当然ながらそれらを事前に準備する必要があります。お湯をたくさん沸かして冷まして、薬液をそれぞれ希釈して...。はあ...。

 そういえば印画紙、どうなってるのかな。まだ当面プリントする分には困らない数あるはずだけど、と思い立ってサイトを見てみてびっくりしました。

 

 カラーフィルムの高騰ぶりはよく聞こえてましたが、しばらく見ないうちに印画紙も値上がりしてました...。

 

 モノクロネガフィルムはいつも長巻(100ft)で購入しており、それらも値上がりしているものの、比較的安価で流通しているものばかり購入しています。

 

 印画紙の値上げに気づかなかったのは、私自身、プリントの頻度が低いこともありますが、やはり自家プリントを楽しむ人口の少なさでしょうね...。話題に上ること自体が少ないと思います。

 

 フィルムやフィルムカメラを使うのが楽しいことは、あちこちのサイトやSNSで見られますよね。リコーペンタックスがフィルムカメラプロジェクトを立ち上げたことを思えば、それなりに需要が見込める程度には人気もあるということなのかもしれません。

 

 一方、自家プリントとなると、ガクッとその数が減るんじゃないでしょうか。私自身、引き伸ばし機を2台持ってますが、どちらも「やらなくなったから」と言われて頂いた物。もっとも、私の場合そうでもなければ自家プリントは「永遠の憧れ」で終わっていたはずです。

 

 フィルムの情報をデジタル化する技術も進み、今やデジタルの中で完結する環境の方が一般的でお手軽ですもんね...。

 

(過去の写真。このネガを半切に伸ばしました)

 

 

 印画紙に焼く楽しさは、やれば色々発見できると思うんですが、利便性という点ではデジタルには到底及びません。でも、大四切〜半切くらいに引き伸ばした写真ってそれなりに見応えがあるし、額装でもして展示してあれば、目を向けるだけというお手軽さ(?)もありますよ。家庭用のA4プリンタでは出力できないサイズですし。

 

 デジタル機器だと、とりあえず機器を取り出して、画面に表示させる必要があるわけで電源が必要ですし(バッテリー駆動でも、電源は電源ですよね)。

 また、ディスプレイの設定次第で色味や明暗は変わりますから、製作者の意図通りに見えるのかどうか...。

 写真ならば、誰が見ても基本的には同じものが見えているわけで。

 

 引き伸ばしかあ...。印画紙の高騰を思うと、これまで以上にハードルが上がってきた感が否めませんねえ。

 

 ネガを一層厳選した上で、慎重に印画紙を選び...。なんて思うと完成度の高いネガを作る必要があるわけで、そうすると、「そもそも自分の撮影したものにプリントするだけの価値があるのか」とまで思い...。ああ自分の気分がネガティブに。

 

 なんてことばかりクヨクヨ考えてもしょうがないので、行けるところまで行ってみようと思っています。

 

 とりあえず、半切に伸ばしたいネガもいくつかあることだし、半切の印画紙は買い足したし、額縁もまだあるし。

 

ケ・セラ・セラ。