平成28年11月17日から11月20日まで、舞台「虚ろの姫と害獣の森」を観てきました。
舞台は、16日からだったけれど、仕事を休むの難しかったので17日からの観劇。
場所は、新宿村LIVE。
最寄り駅はJR大久保駅。徒歩15分。
StereoTokyoから三浦菜々子さんと西園寺未彩さんが、Wキャスト・W主演で出演。
W主演のもう1人は中村裕香里さん。中村裕香里さんは、数年前に何度か舞台を観たことがあり、当時ブログで、舞台がすごく好きだという事を知っていました。なぁちゃんが女優として舞台に立ってから、お芝居が大好きな、なぁちゃんと、いつか共演してほしいと思っていた女優さんでした。いつかは共演するだろうなって思ってた。裕香里さんのブログを読んで今更だけどOPの語りの部分は、ウツロが消えてしまったあとウツロに話しかけている、と言う事だったんですね。OPの語りや演技に注目しすぎて、回想しているのはわかったけど、あまり深く考えてなかった。あらためて、フィンが君に語り続ける1時間50分のモノガタリ。ピーター曰く、「あんまり必死になって語り続ける」モノガタリなんだと考えると、ブログを書いている今、感動が蘇ってきて泣きそうです。DVDを見たらOPから泣いちゃいそう。
舞台は、ファンタジー。王女フィンとウツロ。そしてそれを取り巻く、一風変わった森の住人、害獣たちの物語。
ラストはやっぱりハッピーエンド!
上演中は、ラストのタイプもTwitterに載せてはいけないのかな?と思いハッピーエンドとはつぶやかなかったけれど、ハッピーエンドでした。ハッピーエンド大好き♪
ウツロの純心さに、感動しました。
なぁちゃんも未彩ちゃんも、とても良かった。
観に行って良かったなと思えた舞台。
StereoTokyoからのWキャストで、話題づくりなのかな?とも思ったけれど、舞台の世界でStereoTokyoは話題作りになりそうにないしなぁー。
などとも思ったりして。
しかし、実際、2人の演技を観て、「あぁ、話題づくりなんかじゃなく、2人を見て、知って、そしてキャスティングしたんだろうな」って思った。
なぁちゃんも未彩ちゃんも、純心なウツロにピッタリでした。
未彩ちゃんは初舞台という事だったけれど、未彩ちゃんも頑張り屋だから、きっちり仕上げてくるだろうと予想してたので演技は心配してなかった。不思議ちゃん系かぶっとんだ役かと思ったら、そこは違って、普段から世界の平和を願う優しい未彩ちゃんのままの純心な役柄だった。
心配だったのは声量。最前列だったので台詞はきっちり聞こえましたが、小さいかも?とも思った。後で後列で観てた知り合いに聞いたら、台詞はよく聞こえたらしい。未彩ちゃんの声は、きっとよくとおる声なんだろうな。安心したので2回目以降の観劇では声の大きさを気にすることなく、お話を楽しめました。土曜日の昼公演の時、一瞬間が空き台詞飛んだかなと思うシーンがそう言えばあったけどイカリさんがフォローしてたし、正直、気にならなかった。
ドルイドを蹴る演出は笑ったな♪
センスを感じる間の良さだった。
目が見えなくなって、階段を降りてくるシーンでは、未彩ちゃんなら理性を封じ込め、本当に目が見えないと自分に思いこませ、もしフィンが手をひかなければ、階段を踏み外しちゃうんじゃないかと思える程、迫真の演技でした。
さて、自分は、なぁちゃんのいるBチームからの観劇となったわけですが、なんとなくだけど、Wキャストの場合って、最初に観たグループの方が印象に残ることが多い。あくまで自分の経験談だけど。
以前、ラズベリーガールズという舞台で、それは主演目当てでシングルだったんだけど、Wキャストの中で、面識のあった女優さんがすごく面白くって、もう片方のをあまり期待してなかったら。というか、これ以上面白くはないだろうと思っていたら、もう片方のWキャストもめっちゃ面白かった。という経験が1回だけありました。
話を「虚ろの姫と害獣の森」に戻すと、Bチームは、基本型。Aチームは、いろいろ変化を盛り込んだ型でした。
どちらが好き?と聞かれたら、まず、なぁちゃん、未彩ちゃんを抜きにして答えるとBチームですね。変化させているほうが面白い場合もあるけれど、この舞台は基本のBかな。
害獣たちはA,Bどちらも個性的キャラになっていて、善し悪しは決められないけど、好みでいったら、まずクルイはB。Aのクルイも良かったけどねぇ。
他も両チーム良かったけど、好みで言ったらBかな。
Bチームのナミダの「害獣だから~」は、かなり印象に残っちゃってる笑
余談だけどBナミダの画伯っぷりは世の中信じられなくなるレベル笑
あの絵はどう見てもペンギンだけど正解がフクロウとは。唯一、目の大きさがフクロウっぽいかな。
千秋楽のクルイの胸に七つの傷は、遊びを入れてきたけど、北斗の拳好きだから、面白かった。ミダラも甲乙つけがたいけど、Aの綺麗な方にくらべればBはぽっちゃりしていて、それが逆に面白い役になっていた。うーん。ホメ言葉になってるかわからないけど、褒めてます。
マジメさんはどちらも良かった。そしてロビータイムでの素顔がとても綺麗だった。Aチームのマジメは歩く時、直線。曲がるときは直角。そこにマジメさを表現しているなと感じました。
ラストのクルイとマジメの関係は、Aチームはクルイはマジメの事が好きだけど、マジメはそんなにはクルイの事は好きじゃ無い?対してBチームは、マジメも嫌ではなさそう。という違い。
違いと言えば、ミダラはAチームは子どもを身ごもってましたね。
女王イルダーラは難しそう。
実際若いのに結婚する娘のいる母の世代を演じるうえに女王だもんな。威厳のある話し方、難しそう。Aチームの女王は思いっきりやってて、それが面白かったけど、基本型のBチームは、女王の威厳、年齢を表現するのに苦労されたろうな、と感じた。病にかかって、萌えキャラになってからの女王は、どちらも面白かった♪
ハンサム先生は、かっこよかった。そのかっこよさを存分に使った演出は面白かった。
殴られ方だけでなく、殴られまくられ方もハンサムだった。キムタクっぽさも好き。
ティンカーベルは、あれはもう反則でしょう。面白いにきまっている。
「おのれピーター」は観る度に笑った。
その後、ピーターと絆を戻した後に、ピーターにティンクが抱きつくシーンは千秋楽では、男同士でキスしちゃうかとも思ったけど、流石にそれは無かった。
魔法の粉をウツロにかける時、エロイ粉の時は、未彩ちゃん、セクシーポーズをとってるのが面白かった。
なぁちゃんウツロは、純心なので、キョトンとか、綺麗な粉がかかって嬉しいといった表現。良き♪
ティンクは観るたびに、その仕草が可愛く見えてきた。仕草がね。それでいてアクションはカッコよかったです。表情もカッコよかった。
ドルイドは賢者といった、いでたちで、派手さはないものの、ちょいちょい笑いをとってたし、アクションになってからは面白いし、カッコよかった。なぁちゃんのブログによれば、なぁちゃんの演技に合わせてくれる良い人と言う事だけど、気になるシーンが一点だけありました。Bチームの千秋楽で、「ウツロも理解できるようになったか」「ついてきなさい」のところで、ドルイドが左右に動くのに合わせウツロも左右に動くところ。
Aチームの演出にあって、面白かったけど、なんかBでは、ドルイドがウツロを手で左右に振ってるように見えちゃって、無理矢理感を感じてしまった。角度の関係でそう見えたのか、自分の見間違いだったらいいな。
なぁちゃんのウツロは、可愛くって純粋でした。ウツロをとても愛おしく思えました。なぁちゃんの持つ純粋さがウツロに命を吹き込んでいたように思います。
序盤のウ◯コのふりをするシーンでイカリにばれなかったと思うところでは、プレビューの小さくガッツも可愛かったし、その後の公演の、よしよしってやるのも可愛かった。
害獣の森の住人が、勢ぞろいしたところで、「みんなぁー」の台詞は、未彩ちゃんの場合は、皆んなが集まって楽しいって気持ちを感じたけれど、なぁちゃんのそれは、大好きなみんなが集まった嬉しさを感じました。あくまで私個人の感想です。
人魚が消えてしまったあと、泣きじゃくるシーン。ここは、とってもウツロが愛おしかったな。「アワになっちゃったのに?」は、フィンならずとも、なぐさめてあげたくなる愛おしさ。
自分の役割を知り、モノガタリを聴く覚悟を決めたウツロ。ホントは違うのかもしれないけど、
自分は、こう感じました。なぁちゃんウツロは、死や消えてしまう事は本当には理解していないかもしれないけど、みんなと今までどおり遊べなくなう事、それを寂しく、あるいは悲しいと感じていたはず。でも大好きなみんなのために、森の一部になる覚悟を決めたのだと。
未彩ちゃんウツロは、消えてしまうけれど森の一部になって、物語をたくさん聞けるのが素直に楽しいっていう気持ちを感じました。
精霊を受け入れ、弱っていくウツロの演技は、未彩ちゃんも、なぁちゃんも弱っている感がとても真実味があった。
森が3つ目のお願いが叶えてくれて、ウツロが戻ってきてくれて本当に嬉しかった。今また、思い返して目頭が熱くなってます。
ふぅー。
またDVDでフィンとウツロに逢える日が待ち遠しいです。
アフタートークショーも楽しかった。
西園寺さんのスーパーヒーローは、黒柳徹子さんとレオナルドダヴィンチ。西園寺さんらしい♪なぁちゃんは、小さい頃から女優になりたかったとか、名探偵コナンが好きで、お人形(バラバラにできる)を死体役にしてお姉さんと、よく遊んで、という話。なぁちゃん、楽しそうだった。アフタートークショーはスマホでの撮影がOKだったので、
なぁちゃんの笑ってる顔を沢山撮ることができて嬉しかった。
なぁちゃんの物販写真がとても可愛かった。そして先行予約特典に貰える写真も負けず劣らず可愛かった。舞台は、あくまで本編が全てで、公式の特典は、あくまでおまけ、と言うことでショボい事が多いけれど、なぁちゃんの先行予約特典写真は、半端ない可愛さ。さぞ物販に選ぶ写真をどうするか迷った事でしょう。こんな可愛い写真を特典につけてくれて感謝の気持ち。
そして、なぁちゃんが 個人的に用意してくれた特典はクッキー