自分はマック(マクド)のチキンナゲットがダイスキだ。

100円マックに常備してもらいたいくらいだ。

最高で20箱買って一気に全部食べたこともあった。(安く買えるキャンペーン時だが)

だから今回のことについては、残念でならない。


ただ、擁護するわけではないが、部品の一部が破損して入ってしまったのは事故だし、

自分も食品メーカーの工場勤務をしたことがある。

機械だけでなく、ちゃんと人間の目でもチェックしているし、製造工程にあたっては、まず混入することは

宝くじの1等当選や、飛行機事故に巻き込まれる確率と同等か、それとも少しそれよりも多い程度である。

製造側も消費者も互いに不運というしかない。


ただし、これは製造過程の確率であって、その他のことについては別である。

それは、食品、原料リサイクルの時である。

食品の加工が済んでしまっているものは、処分、廃棄ということになるが、

まだ食品加工されていない、原料に近い、もしくは、遠心分離機などの機械に通せば、原料だけ

取り出すことが出来る状態のものが存在する。


機械で大量に生産するに当たって、機械トラブルや商品のデキがイメージしたものと違った時

ロスが生まれる。


そのロスをすべて処分、廃棄するとなると、原材料費、運搬費用、光熱費、人件費など全てがマイナス

となり、赤字ということになり商売にならない可能性もでてくる。

さらに、食べ物を無駄にしてしまっているという罪悪感。

世界には食べられないで餓死する人たちも大勢居る。

そうなると、再利用できるものはリサイクルしようという話になる。


そのロスの保管場所であったり、その保管場所の清潔、衛生面などの場所で、異物が混入

してしまう可能性が無いとは言えないのだ。


なぜなら、処分、廃棄するのか、再利用するのか?そこの部分が不透明なことが多いからである。

何に転用、再利用するのか?

本当に原料だけ取り出すことが出来るのか?

包装紙やパック詰め、ビニール袋詰めなどされた商品ロスは、人界戦術で分けるしかなく

機械などでは、そんな繊細な作業は出来ないのだ。


ロスになった原因も様々多様で、それに柔軟的に対応できるのは人間じゃないと無理。

その手間とコスト。と処分、廃棄するコスト。どちらが効率よくできるのか?

費用的には、どちらが安く済むのか?

経営者側なら誰しも考える所である。


処分、廃棄するのも、リサイクルするのにも、お金が絡んでくるからである。

その結果、行き先が決まらないロスが増えていき、保管される時間が長くなってしまう。

その保管されている期間の間に混入というのが、一番確率的高いのではないか?


処分品、廃棄品になるかもしれないものに、それほど保管環境にお金はかけられないし、

人の意識的にも、それほど衛生面に気を配ることもない。

保管期間が、長くなればなるほど薄れていく。のが現状だろう。


実際にリサイクル品を使って商品を作ったのかはわからないが、製造過程で異物混入が

限り無くありえないなら、原料の保管場所、保管期間などの場所で混入した可能性が高い。

事故の言葉一つで片付けるのには、問題があるとは思うが、虫などの混入は、事故と考えるしかない

と自分では思います。


どんなに気をつけていても、虫の行動、進入は予期できないからである。


ナゲットについても、加工肉なのか、一枚肉をあの形にしたのかは、正直プロでも専門家でも

ないのでわからないが、もしも、加工肉なら、包装する際、ビニールと一緒にナゲットを

機械がプレスしてしまって混入する確率はあると思う。


幸いなことに、その異物混入で食中毒や重症患者が出ていないことが救いである。

この異物問題を期に、更なる衛生面での進化が進んでいくだろう。

製造する人間の意識や、機械の新たな装備というか、システムが望めるだろう。


日本人がこだわる、こだわりすぎるのかもしれない、食への衛生面と安全性

これから始まるTPPの自由貿易の輸入食品の衛生面や安全性など、国は頑張らなければいけなく

なりそうだ。