私は、子どもの将来を見据えて、生活面に力を入れて指導してきました。

当然、学習面の指導も疎かにしたつもりはありません。

また、スポーツの指導も行いました。

しかし、いつも考えていたのは人間性を伸ばすことです。学習にしろ運動にしろ、得意不得意があります。また、社会に出てからも役に立つのは何かと考えたときに、やはり人間性だと思ったからです。

教師になるような人は、そもそも人間性が◯なのです。△の人もいますが、❌ではないのでしょう。たまには❌もいますね。

そして、学習面や運動面も◎や◯です。

そうでなかったら、教員採用試験に合格しません。

ですから、私のように人間性を第一に考える教師ばかりではありません。

学習も運動も「やればできる」と信じているのです。これは恐ろしいことです。中には、「やってもできない」子もいます。しかし、できないのはサボっているからだと思ってしまうのです。だから、つい強い指導をしてしまうなんてこともあるのです。


私は、子どもに期待しつつも節度を守り、言い過ぎないようにしていました。日々葛藤があるのです。強制的にやらせることはできるが、苦しめてはいないかと。


つづく。