私は、中学校で理科を教えてきた。

生徒たちに科学的なものの見方。新たなことと出会った際には、まずは疑い確認すること。など今後の生活に役立つことなども伝えてきた。

理科とはそういう教科だ。仮説が、正しいとは限らない。だから、実験を何度も繰り返して確認するのだ。


そのためか、私自身は疑い深い人間なのかもしれない。慎重派である。


さて、5年前に学校が異動になり、小学校勤務となった。その冬に、コロナが始まった。

小学校というのは、女社会である。異動してきたばかりの男は肩身が狭い。発言権などあまりない。(私の偏った見方だ。)

また、理科だけを教えるわけではなく、私を理科の教員と見る職員はいない。

だから、少しずつ慎重にまわりの職員にコロナやワクチンについて説明してきた。

時には、子どもたちに伝えたりもした。

そして、保護者から苦情があったことは言うまでもない。

つづく