親猫が仔猫の首の後ろを噛むことはよくあって
これには2つの理由があります。


仔猫を別の場所に運ぶためと、躾(しつけ)のため。


そう、猫社会にも躾はあるんです!



仔猫はじゃれる時も本気で噛みます。なので親猫は
仔猫の首の後ろを噛んで、それはダメよと教えます。


親から早く離れるなどして教わらない場合は飼い主
さんが親猫と同じことをしてあげればいいんです。


まず、猫を運ぶ時のように首の後ろの皮をつまみ、
前足が浮いて立ち上がるくらいまで持ち上げます。
そのままの姿勢でつまんだ首を左右に強めに揺すり
ながらダメよ!と言います。


伝えようという気持ちがあれば、ちゃんと伝わります。


これを2度ほど経験すれば、だいたい止めてくれます。
既に大きくなっている猫はもう少し回数が必要かも
しれませんが、この方法で大抵は大丈夫です。


うちは猫だくさんなので、新入りさんが来ると先住猫が
ちゃんと教えてあげています。ありがと~ね~♪







あと、薬を飲ませるとか、耳掃除などでおとなしく
しててほしい時も、首の後ろをつまむと猫は動きを
止めます。


親に運ばれる際、仔猫が脱力してる方が移動が安全で
スムーズだからでしょうか、猫のその習性は生涯続く
ようです。
発情した♂が♀の首の後ろを噛みながらマウントする
のも同様の習性で相手を静かにさせるためなのでしょう。





以上、『親猫』の表現ですが、親とは母猫のことです。
ちなみに父猫(って表現すら珍しいけど)は自分が父だ
という自覚がありません。
もしかしたらいるのかな?私が会ったことないだけで。
もし子供の世話や躾をする父猫がいたら教えてください☆