奈良国立博物館で開催中の空海展。
何ヶ月も前から、
「空海さんの聾瞽指帰の下巻が展示されるよ。」
と、教えていただいていました。
この書には、空海さんが石鎚山で修行した、という事が書かれているところがあり…。
いつかは現物を見たい!
と、何度かチャレンジしているのですが。
過去数回、空振りに終わっておりまして😅
諸経費や実家の事も考えて、今回はやめておこう、とお誘いを断っていたのですが。
熱意に負けて?行く事に。
この日は、お天気も良く。
東大寺、興福寺、春日大社。
奈良公園。
鹿🦌
出店も出て、沢山の人が。
入場するまでの間、この右の書、書いた気がするなぁと思いながら眺めていました。
そして、いよいよ!!!
一目散に、聾瞽指帰の書の所へ行き、列に並び…
同行者と字を追いました。
「なくない?」
「ない、ね………。」
おーーーいっ!!!
どうやら、下巻の中でも違う部分が展示されていたようで😅
まぁでも、ガッカリというよりは、また楽しみが残ったと捉えて😄
気を取り直し笑
この後は、別行動でそれぞれ見たい所へ。
以前にも見たことがあるなぁと思う展示物がちらほらありましたが、やはり書は気になります。
書道のお手本ではメジャーな「風信帖」がありました。改めて現代語訳を見ると、心打たれました。
現代語訳なので訳した方の訳し方にもよるのでしょうが。
空海さんの優しい雰囲気を纏った書き出し。
そして、敬いの心が合わさっていて。
ふわふわとした雲に包まれているような。
まさに「風信雲書」✨を体現しているなぁ〜。
(ダジャレではありません😅)
私が感じたこの空海さんの気持ちや雰囲気を乗せて、また新たな気持ちで臨書してみたいと思いました😄
空海さんの遺言をお弟子さんが書いた書もあり。
それはあまり日頃見ない書体ですが、私はその書体が好きで、たまに扁額などで見かける時があります😊
ちょっとアートっぽい書体で、線にも遊び心があります✨
どういう経緯でこういう書体や文字ができて、またその後あまり使われなくなったのかなぁ、なんて事を思いますが。
そして、空海さんの像。
この像の前に立った時、空海さんの包み込むような優しい雰囲気が伝わって来て、ウルっとなりそうに😢
四国には沢山の空海さんの像がありますが、笠を被って凛としている姿が多いので、この像からは、それとは違う空気感を感じたのでした。
見たい書の部分が見られなかった、思わぬ誤算はありましたが💦
シミジミと心地よさを味わいつつ、何となくの時間も決めたし、どこかで同行者とバッタリ会えるかも、一応連絡もしたし、携帯あるから何とかなるし。
外で春日山でも眺めてボーッとしようかなぁ、と、博物館の建物の外へ出ました。
新緑〜😍☘️✨
と、まったりしていたこの時は、まだこの後に起こるドタバタなど予想だにせず笑
続きます😅
KAZUKO