昨日、11月19日(日)は「FPの日」のイベントに丸1日、参加してきました。

【FPの日】とは日本FP協会が毎年11月の第1土曜日を「FPの日®」と定め、

9月から11月の3か月の間にファイナンシャル・プランナー(FP)によるセミナーや相談会など(FPフォーラム)を全国で開催しているイベントです。

著名な方を講師としてセミナー開催したり、無料相談会を行っています。

私はその無料相談会の相談員として初めて参加させて頂きました!

私自身も始めての体験なので、勝手が分からず緊張していたのですが、

イベントを終えての感想は、

『イベントに参加して頂いた一般の方々の意識と熱意がハンパない!』って感じでした。

政府による「資産所得倍増プラン」が発表され、その施策として2024年1月1日より

『新NISA』が運用開始直前のいま、国民の意識が高くなっていることの現れかもしれません。

そういう現状においてFPイベントに参加してセミナーに参加したり、相談会でFPに相談を申し込もうとする方は、意識が高いのは当然かもしれませんね。。。

私も3人の方の相談を担当させて頂きました。

相談内容は、相談者の方との守秘義務や秘密保持契約があるので書けませんが、

全体的としては(新NISAを含めた)「資産運用」、人生100年時代といわれる高齢化社会を反映した「老後のライフプラン」、「相続問題」の相談が多かったようです。

相談時間は50分という限られた時間ではありますが、相談者の皆さんのお詳しいこと!

事前に色々お調べになって(予習されて)、分からないところをピックアップ(ノートに書いて)して質問されていました。

皆さん、本当に熱心で真剣でした!

もしかしたらFPよりも詳しいのでは!?というような質問や相談もあり、勉強していないFPはタジタジになってしまうだろうな~。

私自身にとっても、熱心で真剣な相談者さんと向き合うことで、とても良い刺激になりました。

改めて、この仕事をやり続けたい!とも再確認しました。

相談者の方が事前に熱心に調べて相談されているのに、その相談を受けるFPが事前の用意無しで相談者の方と向き合うのはとても失礼なことですし、相談者の方にとって満足のできる回答ができるわけない!とも思いました。

ますます、FPとして相談者に寄り添い、相談しやすい、また相談して頼りになるFPを目指し続けよう!

そう心に誓った、11月19日(日)「FPの日®」のイベント相談会でした。

 

 

 

 

 

前回のブログで、FP3級→2級合格までは5~6ヶ月で到達できることを確認しました(笑)

ここから先の資格はFP1級とCFP®がありますが、資格取得には複数のルートがあります。

最終的にどのルートで資格取得するかは個人の判断になりますが、

FP業務をするためにFP資格を取得する方または、FP1級もCFP®資格を両方取得したい方向けの最速最短方法を書きます。

私のおススメは、以下の順番で取得することです。

FP2級合格→AFP資格→CFP®資格→FP1級

理由はCFP®資格取得者にはFP1級の学科試験が免除され、日本FP協会が実施するFP1級実技試験にエントリーできるからです。

逆に、FP1級合格者にCFP®資格試験の免除はありませんので、おススメルートだとFP1級の学科試験をスキップできるので、この点でも【最短最速】になります。

 

そのためにはまず、FP2級取得後、通信教育でAFP認定研修を受けてAFP資格取得から始まります。

FP2級合格後に、各通信教育会社でAFP(技能士)コースを受講してください。(日本FP協会のHPに提携通信教育会社の案内あり)

期間限定でセールもあるので、だいたい¥10,000以下で受講できます。

FP2級レベルの知識はすでに試験を受けて合格することで証明されているので、

AFP資格を取得するためには、仮定の相談事例を与えられて収支をプラスにしたり、ライフプラン目標を達成するためのキャッシュフロー表を作成して提案内容を練る、というものです。

これをe-ラーニング(通信教育)を受講して課題提出して採点を受けて合格すればAFPの資格を取得できます。普通にまじめに取り組めば合格できる課題ですので安心してください!

受講説明には有効期間:1年、学習期間:1~2ヶ月とありますが、

FP2級合格レベルの知識が備わっていて、集中して取り組むと2~3日(長くても1週間)で終わります。

AFP資格取得後にCFP®資格審査試験に挑むことになります。

(CFP®資格審査試験受験のためにはAFPであることが必須条件です)

CFP®資格審査試験は全部で6科目受験して合格することが必要です。

①科目め:金融資産運用設計

②科目め:不動産運用設計

③科目め:ライフプランニング・リタイアメントプランニング

④科目め:リスクと保険

⑤科目め:タックスプランニング

⑥科目め:相続・事業承継設定

今までFP3級、2級とも1回の試験の中に、6科目の問題が入っていましたよね?

今度はそれが独立して1科目ずつの試験になり、それぞれ合格する必要があります。

ここで上記以外のCFP®資格審査試験の特徴を書きます。

①6科目を1度に受験しなくても、別々に受験できる(自分のペースで受験科目を決められる)

CFP試験は6月と11月の年2回です。6月に1科目め、11月に2科目めという風に自分で受験スケジュールを立てることができます。

しかも1回合格した科目はAFP会員である限り、一生有効です。

1科目=2時間の試験なので、2週にわたって試験が実施される長丁場です。

一般的には、1回の試験で2科目(1日目に1科目、翌週の2日目に2科目目)を受験される方が多いようです。この受験方法でストレートに合格したとしても全部で3回受験する必要があります。(勉強期間を含めると約2年)

②FP3級、2級は合格点が60点以上でしたが、CFP試験は、全受験者の相対評価で決まります。1科目ごとに全受験者の30~40%程度が合格になります。

そのため、受験回の問題の難しさによって合格点が上下します。

試験が簡単な時は全受験生の平均点が上がるので、合格点も上昇し、

試験が難しい時はその反対になります。

しかし各科目50点満点中、おおよそ60%の30点前後が合格ラインになります。

ですので、【短期集中型の1回で6科目ストレート合格】を目指すのか、【1科目ずつコツコツと確実に合格】を目指すかは受験される方のスケジュールや目標とするプランによって変わって来ます。

もちろん1年に6月と11月の2回しかない試験に合わせようとすると1回で6科目を受験しようとすると、1科目に割ける勉強時間は少なくなることは事実です。

1科目ずつコツコツ受験型は、その逆で1科目に十分勉強時間が取れますので、ご自分の勉強スタイルに合ったやり方で試験にのぞんだほうが良いと思います。

このブログもそうですが人の意見は参考程度にして、最終的に自分で判断することが

結果に対して満足度も高く、後悔度合いも少ないと思うので。。。

私は何年もかけて勉強するのがイヤで(苦笑)、51歳という年齢的に手っ取り早く資格を取って開業しよう!と思っていたので6科目同時受験を選びました。

その代わり、2022年9月中旬~試験日の2023年6月11日の9ヶ月間は必死で勉強しました。

平日は1日3時間(朝1.5時間、通退勤時&昼休み0.5時間、帰宅後1時間)X30にち=90時間

これに加えて、会社休みの土・日・祝日はプラス2時間x8日=16時間

合計106時間x9ヶ月=954時間

CFP試験合格のためには800~1,000時間の勉強が必要と言われていましたので毎日勉強する習慣(クセ)を付けました。

勉強方法はFP3級やFP2級と同じで、以下のとおりです。

①:範囲を決めてテキストを読む→問題集の対応する問題を解く

②:①が一通り終わったら、今度は問題集だけを解きましょう。

  その際に問題に以下の印をつけてください。

  ◯:問題の内容を理解できており、確実に答えられた問題

  X:間違った問題

  ?:正解だったが、あやふやで、たまたま正解だったもの

 いいですか?重要なのは【X】と【?】です。

 これはテキストの該当部分を開けて、都度確認して理解してください。

これを繰り返すだけです。

【X】と【?】を最終的にどれだけ少なくするか?が合格のポイントです。

 

使用テキスト・・・『CFP®資格標準テキスト』(日本FP協会発行)

使用問題集・・・『CFP®受験対策 精選過去問題集』(FPK研修センター発行)

これを5回くらいやりました。

FP2級合格後にCFPの勉強を始めますが、最初はCFP試験の問題を見ても

サッパリ分からず、『なんじゃコリャ?』というくらいチンプンカンプンでした。

最初の1~2周目は問題を解くごとに、テキストの該当部分のページを繰って調べて時間が

かかる勉強法でした。

しかし、これが重要です。

3回目くらいからは解き方や答えを覚え始め、正解できる問題が増えてきたり、(CFP試験は4択問題ですが)2択くらいまで絞れるようになってきました。

あとは回数をこなせばこなすほど正答率が高くなってきます。

問題が解けないと悔しいし、心が折れて続けるのがイヤになりますが、

それを乗り越えると、できる自分の成長が日々感じられます。

できなかったことができるようになる!というのは本当に素晴らしいことです。

努力は報われる!ということを皆さんにもぜひ実感して頂きたいです。

 

さて、今回は具体的な勉強方法です。

『お金をできるだけかけずに』『最速最短』で合格できる方法です。

FP1級、2級(AFP資格)、3級、CFP®資格試験に共通することですが、

必要なもの、【テキスト】【問題集】のみです。

いろんな出版社から様々な種類の【テキスト】や【問題集】が発売されていますが、

FP2級(AFP資格)、3級に関しては、『どれでも大丈夫です!』

できれば書店でいろんな種類を見て、(直感的に)良さそうだ!と思うもので大丈夫です。(何種類も必要ありません。自分が信じた1種類だけでOKです)

※ここで注意!あまり大きな声では言えませんが、良さそうだと思った書籍名を覚えるか、

写メ撮ってそのまま書店を出ましょう。

そして、帰りの電車内か帰宅してからお目当ての書籍がメルカリ等で販売されているか?

検索してみましょう。

FP2級(AFP資格)、3級であれば受験する人も多く、受験が終わってテキストが用無しになった方や、受験を諦めた方などが出品していますので、書店で販売されているテキストであれば

きっと出品されていると思います。

それを定価よりも安く買って、合格したらすぐ次の人のために売ってしまいましょう!

これで十分です。

最新式の本は値段が高く、年度が古くなればなるほど安く出品されていますが、

あまり古いものはおすすめできません!なぜなら法改正などで現時点の正解と、(古い年度の)本にのっている内容では違うことも多いからです。

できれば、受験年度の1年前くらいまで年式の本を落札しましょう。

 

勉強法は、1日1~2時間程度

①:範囲を決めてテキストを読む→問題集の対応する問題を解く

②:①が一通り終わったら、今度は問題集だけを解きましょう。

  その際に問題に以下の印をつけてください。

  ◯:問題の内容を理解できており、確実に答えられた問題

  X:間違った問題

  ?:正解だったが、あやふやで、たまたま正解だったもの

 

 いいですか?重要なのは【X】と【?】です。

 これはテキストの該当部分を開けて、都度確認して理解してください。

これを繰り返すだけです。

【X】と【?】を最終的にどれだけ少なくするか?が合格のポイントです。

『何回もやっていると、問題を見ただけで考えなくても答えを覚えっちゃってるよ!

これって意味あるのかな!?』ってなる問題も出てくると思います。

が、『それでイイんです!』(笑)答えを覚えたらあなたの勝ちです。

なぜなら、FP試験には同じ過去問が繰り返し出る傾向にあります。

私の感覚的には50~60%くらいは同じ問題が出てるような気がします。

FP2級(AFP資格)、3級試験の合格点は、60点(60%正解で合格)ですよね?

もちろん本番の試験には、今まで見たこともないような問題も出ます。

そんな時は落ち着いてください。

100点を取る必要はないので、過去問でやってきたことを確実に正解できるようにしておきましょう。

とは言ったものの、本番の試験ではなれない環境の受験場所で緊張していることでしょう。

それを考えると、自宅でできたことが本番の試験会場ではできないことも考えられます。

私の感覚的には、本番試験では10~15%くらいダウンすることが予想されます。

つまり本番の試験で60点取るためには自宅で70~75点くらいはできておく必要があるということです。

そのために、過去問を繰り返して【X】と【?】の問題の数を最終的に少なくしておきましょう。

過去問は最低3回は解いてください。できれば5回以上解いておくと完璧です。

あと試験直前には、過去の試験問題と同じものを実際に時間を測って(できれば本番試験と同じ時間帯に!)解くことをおすすめします。

日本FP協会のFP2級(AFP資格)、3級を受験する場合は、日本FP協会のHPから過去3年分の実際の試験問題がダウンロード&プリントできます。

ぜひ紙にプリントアウトして本番試験と同じ気持ちで向かい合いましょう。

以上がFP2級(AFP資格)、3級の勉強方法&合格法です。

1日1~2時間の勉強時間で、

FP3級だと30~45日くらい

FP2級だと60~90日くらい必要だとおもいます。

もちろん時間は目安で、集中することや机に座って毎日少しでも勉強する習慣をつける

ことが重要なのは言うまでもありません。

次回は、FP1級とCFP®資格試験の勉強法&合格法について説明します。

FP2級(AFP資格)、3級より難易度が一気に上がります。。。

 

 

 

こんにちは。

前回のブログでFP資格には、国家資格のFP1級、2級、3級と

民間資格のCFP®、AFPの資格があることを説明しました。

ブログを読んで下さっている方の中にはFP資格に興味を持ち、取得してみようかな?

という方もいらっしゃるかもしれません。

そこで私の経験を踏まえて、勉強方法と取得に必要な時間をアドバイスしたいと思います。

私は、51歳サラリーマンです。

60歳定年が近づく中で、これ以上の昇給が見込めないどころか年々給与が下がっていく中で今後の生活に不安を覚え、資格を取得して退職後も高年齢者雇用安定法に頼らなくても

自らの資格・知識で稼ぐことができるようになりたい!と思ったことがFP資格取得のきっかけでした。

でも数ある資格の中からなぜFP資格!?なのかと言いますと

資格を選ぶにあたって、年齢的に弁護士や税理士や公認会計士などの資格はあきらめ(試験勉強に必要な時間とかその後の実務経験含めたらどれだけ時間かかるやら!?)、資格の取得しやすさとか実務に活かす際の即効性も重視しました。

おりしも世の中は自助努力で(国はもう面倒見きれないぞ!的に)資産を作りなさいと言わんばかりの、NISAやiDECO拡充や老齢年金の繰下げ受給の勧め(70歳~42%増、

75歳~84%増)をする中で、自分でお金のことを勉強して詳しくなるしかないな!と思ったこともきっかけでした。

結論から申しますと、私は約1年半でFP資格を全部一発合格で取得しました。

全て独学です。通信教育なども利用していません。

2022年3月 FP3級勉強開始(勉強期間2ヶ月)

2022年5月 FP3級受験(日本FP協会)&合格

2022年6月 FP2級勉強開始(勉強期間3ヶ月)

2022年9月 FP2級受験(日本FP協会)&合格

2022年10月 CFP®勉強開始(勉強期間8ヶ月)

2023年6月 CFP®資格審査試験受験&全6科目同時合格

2023年7月 FP1級勉強開始(勉強期間2ヶ月)

2023年9月 FP1級実技試験受験(日本FP協会)&合格

※CFP®資格試験全6科目合格者はFP1級の学科試験を免除されています

2023年10月 CFP®認定者

FP資格取得のために、通信教育(¥50,000~100,000くらい)や

 

通学制の資格学校(¥150,000~200,000くらい)を利用される方が多いと思います。

私は、お金をできるだけかけずに最短最速でストレート合格することを目標に資格取得に励んできましたし、そのとおり有言実行しました。

次回ブログでお金をできるだけかけないFP勉強法について詳しく説明したいと思います!

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

みなさん、日本でのFPの資格には2種類あることをご存知でしょうか?

1つ目は、FP1級、2級、3級とある【国家資格】です。

特定非営利活動法人(NPO法人)日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(以下、日本FP協会)と一般社団法人 金融財政事情研究会(以下、きんざい)が試験を実施しています。

両者は実技試験の違いや試験会場が異なるなどの違いはありますが、資格の価値は同じです。

また、試験に合格してしまえば生涯有効な資格です。

 

2つ目は、CFP®(CERTIFIED  FINANCIAL  PLANNER)とAFP(AFFILIATED FINANCIAL PLANNER)という民間資格です。

こちらは先述の日本FP協会が認定している資格で、上位資格のCFP®資格は『世界25カ国・地域で導入されている世界共通水準の資格で、高度な知識とスキルを持ち、専門家としての確固たる倫理と経験を備えたFPに与えられる資格です。国際CFP®組織FPSBとのライセンス契約の下に、日本では日本FP協会が認定しています。』(※【日本FP協会 FPライセンスガイド】より引用)

こちらはCFP®資格、AFP資格とも2年に1回の更新が必要です。更新するためには日本FP協会より定められた単位の取得(講義の受講やセミナーへの参加など)が必要で、日々更新される情報にFP資格者の知識を常にアップデートする必要があります。

個人的な感想ですが、更新の必要がないFP1級、2級、3級より、常に最新の知識に更新できるシステムのCFP®資格、AFP資格の方が実務向きかもしれません。

資格の難易度ですが、

FP2級とAFP資格は同程度の難易度で、

FP1級とCFP®資格が同程度の難易度と言われています。

以下の添付写真は【日本FP協会HPより抜粋】したFP資格と検定の種類の関係(イメージ)図です。

 

最後に③【貯蓄】(=①【収入】-②【支出】)についてです。

③【貯蓄】(=①【収入】-②【支出】)が黒字(プラス)が前提のお話です。

赤字(マイナス)の場合は、【手取収入】に見合った【支出】になるよう見直しましょう。。。

 

皆さんは③【貯蓄】をどのように管理されていますか?

ほとんどの方が銀行の普通預金に預けていらっしゃるのではないでしょうか?

それは間違いではありません。。。

しかし、現在の銀行の普通預金の金利は、メガバンクで年0.001%です。。。

1,000万円預金したとして(そんな大金ありませんが(ToT))、年間の利子はなんと100円です。

しかも税金が引かれるから実質80円。。。

 

それはさておき、③【貯蓄】を4種類に分けましょう!

1)日常の生活費に使う分

2)急な出費に備える分

3)使用予定が決まっている分

4)当分使う予定がない分

 

1)と2)はいつでもすぐ使えるように準備しておく必要があるので、

いつでも現金で引き出せる(これを「流動性が高い」といいます)普通預金や貯蓄預金にしておくことが良いと思います。

 

3)はお金の使用時期をある程度決めておけますので、比較的流動性の高い

定期預金や国債や社債にしておきましょう!

 

4)このお金をぜひ投資に回しましょう!

国内株式・海外株式・外国債券・外貨・投資信託など

投資の基本は【長期】【分散】【積立】です。

これは次回のブログで詳しく説明します。

 

いつでも現金で引き出せる(=流動性が高い)順に

1)2)普通預金・貯蓄預金→3)定期預金・国債・社債→4)国内株式・海外株式・外国債券・外貨・投資信託など

になります。

しかし、現金で引き出せる(=流動性が高い)=利子や利回りが低いことが多くなっています。

逆に流動性が低い=現金化しにくいものは利子や利回りが高い傾向にあります。

 

次は②【支出】についてです。

重要なことは、①【収入】-②【支出】が黒字(プラス)になる必要があります。

貯蓄がある場合で、瞬間的に赤字(マイナス)になることはあったとしても
常に赤字(マイナス)はいけません。。。
生活が破綻してしまいます。。。

 

『何に』『どれだけ』お金を使っているか?を把握することはとても重要です!

旦那さんや奥さまにお金の管理を任せっきりにしていませんか?

これをきっかけにお金の管理を見直しましょう!

全く利用していないのに無駄に年会費を払っているものはありませんか?

サブスクなど忘れた頃に年会費の自動引き落とし通知が来て、

『年会費支払ったばかりで解約するのはもったいない!また来年の更新時期が近づいたら解約しよう』と毎年同じことになっていませんよね!?(私も経験あります。。。)

【支出】でチェックする項目としては

【基本生活費】食費・水道光熱費・通信費・日用雑貨費など

【住居関連費】住宅ローン・マンション管理費・マンション積立金・固定資産税など

【車両費】駐車場代・ガソリン代・自動車税・保険など

【教育費】学校教育費・塾代・習い事の費用など

【保険料】家族全員の生命保険・損害保険・火災保険・地震保険など

【その他の支出】レジャー費・交際費・冠婚葬祭費など

 

 

FP(ファイナンシャル・プランニング)のたて方について。

まずは以下の3つのお金を把握するようにしましょう!

①【手取り収入】

②【支出】

③【貯蓄】(=①【収入】-②【支出】)

 

特に把握が必要なのは②【支出】です。

厳密に1円単位まで把握する必要はありませんが、

何に使ったか分からない【使途不明金】が多い場合は、改めて支出を見直しましょう!

 

まずは①【手取り収入】について

これは【可処分所得】とも言い、実際に自分で使えるお金になります。

会社員や公務員であれば、【年収(支給金額)】から【社会保険(健康保険・厚生年金保険・介護保険(40歳以上)+所得税&住民税】を引いた額になります。

毎月の給与明細の【差引支給額】がこれにあたります。

 

自営業の方であれば、【事業収入・不動産収入・雑所得など】から【社会保険(国民健康保険・国民年金保険・介護保険(40歳以上)+所得税&住民税】と【事業にかかる必要経費】を引いた額になります。

人生100年時代と言われるくらい長生きする現代においては、

できるだけ長期間働いたり、不労所得で【手取り収入】を確保できるかが、

FP(ファイナンシャル・プランニング)において重要なポイントになってきます。

 

さて、今回は日本のFP(ファイナンシャル・プランニング)の現状についてです。

皆さんは人生の中で、『お金』のことを学ぶことが少なかったのではないでしょうか?

どちらかと言えば相手と話す時に、『人前でお金の話をするのは下世話(げせわ)だ!』と 教えられてきましたよね!?

だからなのかは分かりませんが株などの投資でお金を稼ぐより、

汗水たらして労働してお金を稼ぐ方が美徳とされてきた経緯があります。

注)株などの投資でお金を稼ぐ方が、勤労でお金を稼ぐよりも優れている、と言っているのではありません

金融庁作成の写真の表からも、日本の家計ではアメリカやイギリスに比べて

預金の割合が50%以上と多く、株式や投資信託への投資比率が20%以下と低い割合になっています。

多くの皆さんが、株式や投資信託は『損をするかもしれない!』『損したら嫌だ!』『資産が減るのが怖い!』という感情をお持ちのため、なかなか投資への1歩を踏み出せない方が多くいらっしゃることでしょう。

これは今まで『お金』のことを学ぶことが少なく、投資への知識が少ないため

投資に対して必要以上の不安や恐れがあることを表しています。

これを【金融リテラシー】の欠如といいます。

【金融リテラシー】=経済的に自立し、よりよい生活を送るために必要なお金に関する知識や判断力のことをいいます。

現在、日本では【金融リテラシー】を高める教育が推進されています。

例えば2022年(令和4年)から高等学校の新科目「公共」で金融経済、

「家庭科」では資産形成の授業がスタートしました。

この他にも、金融庁には「金融経済教育推進会議」が設置されており

国民の【金融リテラシー】向上のための具体化・体系化を検討されています。

 

ぜひ一緒にこのブログで【金融リテラシー】の向上を目指して行きましょう!

 

前回のブログで『FP』について説明しました。

『FP(ファイナンシャル・プランニング)』

人生の夢や目標を叶えるために資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法

『FP(ファイナンシャル・プランナー)』

税金・保険・年金などの幅広い知識と視野を持ち、ライフプランの設計を行うお金の専門家

 

『FP』には2つの意味があるということでしたね。

 

ここで疑問が浮かんできます。

『これからの人生においてFP(ファイナンシャル・プランニング)って必要なの!?』

結論を言いますと『FP(ファイナンシャル・プランニング)は必ず必要!』です。

 

完全自給自足生活ができる方以外は、生きていくためにお金が必ず必要です。

FP(ファイナンシャル・プランニング)は人生の夢や目標を叶えるために資金(お金の)計画を立て、

経済的な(お金の)側面から実現に導く方法です。

ですので、FP(ファイナンシャル・プランニング)無しの人生は、お金の計画を立てないまま暮らすのと同じことです。

このことが、良い結果につながりやすいか?悪い結果につながりやすいか?

賢明な皆さんならお分かりですよね!?

次のブログからはFP(ファイナンシャル・プランニング)の立て方、考え方について書いていきたいと思います。