雨降らずば 虹は出ず
片岡鶴太郎展のテーマ
片岡鶴太郎の絵は、魚を書いた絵が有名かと思う。
墨の黒をうまくつかい、グロテスクさ生々しさというのが現れている。
今回は、水彩画がメインだったようで
椿・竹・花
野菜
猫・雀・金魚
といったように被写体が多い
ぼってとした筆の使い方なのか、物の輪郭が曖昧で、柔らかな雰囲気が出ていた。
夏に行ったフェルメールとは随分違う書き方で
物体自体のグラデーションによる陰影はあるものの
光、影は描かれてなかった。
しかし、この色の使い方、表現の仕方はオリジナリティがあってよかった。
絵は自由
その人が見た現実。
その人の脳に現れた事象。
光がない絵もあれば、影のない絵もある。
とりわけ、何かがアンバランスにズームインしていたりもする。
その人の関心・興味のあるものが大きく、精巧に表現されるだろうし
書き口はいろいろ。
絵でも書いてみようか。
一応、児童画コンクールは佳作をとったので、そこそこだと自負してます。